夕べは一睡もできなかった。日曜日の夜より合計で4時間くらいしか睡眠時間がなくて、疲労困憊、今朝より睡眠不足症状はピークになった。片道35キロの通勤ドライブを事故なく行うのにあたり、窓をあけ、大声ででたらめな歌というか、奇声を上げながら運転していった。それでも前のクルマとの車間距離が一定でなくて、赤信号に当たればずいぶん手前で停車したりするのだ。雪山遭難の例を思い出し、自分を励まし、大声を上げ続けた。朝6時半に家を出るのだが、今日は7時40分に職場についた。いつもよりスピードを出していたのだ。無事に運転できたのは奇跡に近い。
とにかく今日ほど睡眠不足がつらい日はなかった。3日目だしなあ、この職場。すでにデレデレ。興奮してぜんぜん眠れない旨を看護婦出身の上司に朝、告げた。彼女はホント気を使ってくれて他の職員にわかないようにさぼらせてくれた。彼女の訪問先に同行するということで時間を稼いだ。ナースの勤務でもたとえば早番をやってその晩に深夜勤をするという変則勤務があるらしく、私の苦しみをよく理解してくれて助かった。上司が年上の独身女性であったことが私を窮地から救ったのだ。
彼女の運転する車は、バブルの後の別荘地帯を走った。気に入っている建物を見せてくれた。どれも庶民が買うことのできる小さなもので、ささやかなスローライフの夢を彼女と共有した。うっかりホントの夢を見てしまいそうなくらい眠いが頑張った。営業車でちょっとした秘密を共有したわけだ。女性はこの手の共有が好きだよな。よくしゃべり、押し出しの強さで仕事を進めるエモーショナルなタイプだが、私と相性が合うのだろう。
帰り道は彼女にもらった飴をなめつつ運転した。
明日は公休にしてもらった。代わりに月曜日に出勤する。
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