ドナー登録を抜本的に改革する案を思いついた。インセンティブ支給である。まずいかしら。そのむかし、貧困者はじぶんの血を売ってその日の生活の糧とした。昨今の格差社会。私のような負け犬は役所に『ドナー登録インセンティブ願い申請書』を出して、それから入院すると。骨髄のドナーとしての処置が終わるとその『証明書』を病院が発行してくれて、役所にもっていけばお金が振り込まれる。10万円でどうか。テレビCMで所ジョージさんが「ドナー登録をして10万円もらおう!」と派手にやる。フリーターやニートたちが押し寄せることになる。
ふざけているって?
いやいや、結構本気ですよ。もしも本気でドナー問題を解決したいなら、こんな案もあるぞということを私以外の偉い人がいうべきだ。そりゃ、倫理観の問題がどうのこうのといわれるだろうが、献血をしてマックのハンバーガーの券をもらうことと大きく考えれば同じではなかろうか。道徳という問題と、財源の問題をとりあえず考慮せずにいえば、これをやれば、白血病の人の命がケタ違いに助かることは確かなのである。現在だって新薬の臨床試験で実験材料になるアルバイトがあるではないか。それをしないと新薬は生まれない。根っこはいっしょだと思う、グッドウィルのようなあこぎな企業が積極的に参入すればうまくいくぞ、きっと。コムスンの事業よりもあの経営者に向いてそうだ。
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