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テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:マリエル/後輩S
明日は誕生日なのだ。そんなわけで公休を取ってみたのだが、誰と会うという予定もない。マリエルからの連絡はないわけだ。いや、あったのかも。なにしろウィルコム御用達の私は、PHSの電波が飛ばないところで仕事をしているのだ。一度、うまく電波を拾って、ヤツからの電話をキャッチしたが仕事中であるので、夜にかけなおせといった。それでそこでかかってこないところがいつものマリエルだ。私は、着信先にメッセージを入れときましたよ。ただ、フィリピン人の友人が、そのメッセージをヤツに伝えている可能性は低い。なにしろ友人もフィリピン人ですから。「この電話にかけてもいいの?」といちおうマリエルに尋ねたが「イイヨ。」とそれだけだ。ケータイのない、またイエデンもない女とどうやって積極的にアポイントを取れというのだ。そのために、スナックまで出向けか?いや、そんな無駄金は使えないよ。お店に電話もできないしね、行くわけじゃないし、マスターも知らない人だし。
(時間の経過) 店に電話しちまった。タウンページに出てるんだもん。出たのはやっぱりマスターだった。「今日は、マリエルさんは出勤されていますか?」お客でないとすると仕事の邪魔だ。マリエルのヤツは接客を抜けて電話口に出ているのだから、当然、よそよそしい。「電話くれないから、したんだよ。」『ゴメン、イソガシカッタカラ。』それは理解する。彼女は忙しい。あいつは悪くはない。だが、愛情の残り火があれば、もう少しかけてよこすよな。 仕事が終わったら、1時間くらい会いたいんだけど。 『イソガシイカラデキナイカモシレナイ。デンワ、アトデスル。』 というところが現在の状況だ。私は風呂にお湯を入れてゆっくり入るつもりだ。どうせ明日が早いからといって、断るだろう。明日が何の日か知っているのか忘れたのか知らないが。フィリピン人にとって誕生日は大変重要な日であって、この日のために生きているといっても過言ではない。やい!明日が何の日か、いってみなさい! でも、このオレサマもマリエルの誕生日になにもしてやれなかった。 おあいこなのかしら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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