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テーマ:ニュース(100238)
カテゴリ:ブログっぽい?
アメリカ下院が、従軍慰安婦問題についての非難決議をする件において、日本でもモメている。この事実関係がどうであったかどうかについて、今回は述べない。ハタ!と思ったのは、なぜアメリカ下院さんがそんなことをする権限があるのかということだ。いまさっき、2ちゃんねるのニュース速報+を覗いたら、下院さんは90年前にトルコがアルメニアに対して行ったとされるジェノサイド(事前に計画された集団虐殺)の非難決議案に猛烈に反発し、トルコ領内の米軍駐在を追い出す対抗策までトルコ政府は言及していることを知った。
みなさん、なんだかへんだとは思いませんか? アメリカ下院って何様なんだ、と。日本の件をとりあえずおいといて、なぜ90年前のアルメニアの件が事案となったのか。普通に察するに、アンチトルコの議員がいて、トルコに対して溜飲を下げたい気持ちがあってこの件を持ち出した。噛み砕いていえばそんなところでしょ。ただ、言われたトルコについては「冗談じゃない!」と、そんな決議をしたら米軍を撤退させるぞ、と猛烈に怒った。日本の対応とは異なりますね。オスマン・トルコ時代のプライドを感じる。 事実確認はともかく、90年前の出来事について非難するということをしだすとキリがないんじゃないかと思う私は、好戦的な人間なのであろうか。2ちゃんねるの書き込みで笑ったのは『文化大革命の非難決議マダー?チンチン!』というもの。そういうことだ。広島・長崎の原爆投下非難決議とか。するわけないが。するとしたら日本か。できませんよね、日本人にはそんなこと。ひとついえることはアメリカ人は自分たちが世界の中心だと思っていて、世界を管理してやろうという気持ちがあるということだ。でも文化大革命の非難決議ができないという事実が、たんなる国の力関係が根底にはあって強い相手には言わないという卑怯な精神を物語っている。 アメリカに住むトルコ系の人たちはどう思っているのかな。 アメリカ下院の非難決議は、正義とは何かってことを考えるよいヒントになりそうである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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