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テーマ:恋愛について(2608)
カテゴリ:マリエル/後輩S
マリエルと会った。あいつ、ゆうに2ヶ月以上会っていないのに、とくにどうという感慨もなく、ジャージ姿で登場しやがった。なんだろね。私は春物スーツを求めて「紳士服の青山」にいったのだが、テンポのよい買い物にもかかわらず、じっと待っていられない。そばについていられないでどっかにいってしまう。それでキャミソールをみつけてきてコレカッテクレという。10歳の子供を連れているようなものだ。「もう、ちょっとで終わるからね。」と私はあやすようにいいながら、サイズを測ってもらったり、すそ上げをした。
それにしても大きいサイズというのは不経済だな。選択肢も限られるし。デブになって、なぜデブがオシャレでない人が多いのかよくわかった。それでも私はスーツを着ていく。別に着なくてもよいのだがデブだけに格好がつかないのだ。とりあえず爽やかなデブを目指す私は、グレーのスーツ1着とシャツ2枚、大きいベルト、チノパンを買った。なんと5万8千円になってしまった。 あいつとオレと出会って7年。なんでこうなっちゃったんだろうな。やつにとっても男はオレだけだということだ、ようするに腐れ縁という状態なのね。マリエルは、店でも指名が多く、悪いことをすればお金はゲットできるという。じぶんの女にしたい親父が多いそうだ。しかしヤツのサイドからみても私という存在がまったりくっついていて、慣れた顔となってしまって、よそにいけない。そもそも、若い男ではなく中高年もおっさんだそうだが、あいつの人生に私が大きく横たわっていることは確かなのだ。それでも結婚はしたくないというし、「紳士服の青山」に行ってもじっとしていられないし。フィリピーナそのものだ。 あいつは娘を友人に疲労するパーティーをやりたいから7万円出してくれという。日本でいう七五三に似た風習のようだが、結婚もセックスも嫌で、なぜ、それをこうも要求できるのか。そのあたりをつくと、「モウイイ!イワナイ」と口をつぐむ。場が悪くなる、オレサマは悪いことをいったかな、と思ってしまう。半分の3万5千円くらい出してもいいかなと思ってしまう。家に帰って冷静になって、やっぱりやめることにした。 7月に2週間ほどフィリピンに帰る予定だそうだ。娘のジェリーも12歳で小学校を卒業し、ハイスクールなのだ。(フィリピンに中学校はない)4年も会わずに怒っているという。話は、私も3日間ほど休みを取って、やつの実家にいってオフクロさんに挨拶しようかということになった。ジェリーには私の話もしている。私の写真も見せている。このあたり、どうしてだろう。じぶんの親に私のことを伝えていながら、私がじぶんの親にマリエルを紹介しようかというと、「マダ」と断る。この心理はどこからくるのか。 マリエルにいいたいのは、現在の女性の多い職場になって、しかも田舎なので、なんというか、男と女がくっつきやすい環境にある私を前にして、今までの関係でありたいのなら、「もっとオレサマに尽くせ!」ということだ。でないと若い事務のコが優しくしてくれると気持ちがそっちにいくのだよ。年の差を考えれば、ゲットできないのは承知しているが、今後、なにも起こらないとは限らないのだ。だから、“あげまん”としてオレを立派な男に育ててみろ!(無理だな。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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