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テーマ:今日の出来事(292941)
カテゴリ:ソーシャルなワーク
だるいが、毎週、日曜日に欠かさずに行う、母への面会を本日もした。私はただ運転手をするだけで、父が毎度、必ず、サンドイッチ、おにぎり、トマト、キュウリ、ゆでたトウモロコシ、時にはマグロの握り(父が握ったもの)を携えていく。ピクニックのような装備で、クーラーボックス持参で、老人ホームに面会するのは、我々だけだろう。
それを母は喜んで食べる。私の両親の関係というものはそういうことで、これが愛情の証である。私は、今日は『はだしのゲン』の漫画を持っていった。これが私の母への愛情の証であるが、漫画は面倒くさいといわれた。読んでみれば面白いのに。母の楽しみはテレビと週刊文春、週刊新潮の定期購読だ。古い雑誌は持ち帰ってくるのだが、今日は、『ナンクロ』というクロスワードパズルの雑誌が混ざっていた。職員からもらったものだろうか。残念ながら、これは右脳をやられた母には高度すぎるクイズで、おそらくまったくできずに投げてしまったであろう。 先ほども母より、ホームの食事にいい加減飽きたと泣きの電話が入った。麺類が食べたいという。冷たいそばとか焼きうどんなどが食べたいそうだ。食べたいものが食べられないのは、つらいことだと同情するが、これ以上の方策はなかったのだし、まあまあの福祉を享受しているのだから我慢してほしいものだ。 母は脳梗塞により、障害があるが、幸い認知症はなく、毒舌家としてのセンスににぶったところがない。人生においてなにか困ったときに、私が相談するのは父ではなくて母である。ジンセイにおける嗅覚の発達は類まれなところがあり、偽善とかうわべの講釈なぞすぐにかぎ分ける母を私は信頼している。いつの日か、女を母に紹介してやろうと思うのだが、これは、私にとっても、その女性にとってもたいへんおっかない瞬間となろう。山田まりやや、最近のナントカガワラ加奈子が好きな母のハードルを越える女を見せることが果たしてできるだろうか。いつの日か。うつ病のせいで頭痛がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月12日 18時13分04秒
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