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あいうえお道場/職業訓練編

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テーマ:ニュース(100241)
カテゴリ:ブログっぽい?
光市の母子殺人事件の報道についてなのだが。最近、な~んか、好かない気がしてきたぞ。事件が事件だけに、元少年の供述が供述だけにしかたのないことなんだろうが。テレビの報道姿勢にうっすらと安っぽさを感じるのだ。

この事件を報道することにおいては「死刑とは何か?」という命題をずんずん掘り下げていくことが事件を明確にするのだと思う。元少年の供述は今回の法廷で突然、変わり、「どらえモンが治してくれる」とか「レイプすれば命がよみがえる」といった訴えに突然なってしまったのはなぜかということを、報道する側はもっとダイレクトに述べてもよいのではないか。これは弁護士側の作戦なのだと。なぜならば彼らの目的は、元少年が死刑にならないことを第一としているからだと。

本村さんの記者会見でのコメントや法廷での言葉が、また重く、そしてきれいな文章だということが受け手の心を捉える。彼の容姿がまた毅然として凛々しいし、殺された奥さんが、若くてチャーミングだ。なのでテレビはそれらの映像をたくさん流す。茶の間のおばちゃんも涙を流す。「本村さんってホント立派な青年やわぁ」と思う。私だって例外でなくそう思っている。

本村さんは公判の始まりの頃、「もしも死刑にならず無期懲役であれば、私がこの手で殺す。」と公の前で述べた。彼の若さや真摯さやつらい感情がのっかって、彼の言葉は茶の間に響いた。そのキャラクターをワイドショーがほおっておくはずがない。当時の私も彼の勇気に感心したものだが、でも、なんかこの事件の命題とすることとズレが生じている気がするのだな。うまくいえないんだが。

昨日だったか、左翼弁護士(あえて私はこういいましょう)は「やるだけのことはやりました。」みたいな記者会見を涙ながらにやった。涙がまた映像としてテレビ受けするよなあ。どんな人間にだって弁護を受ける権利はあるのだからそれでいいのだが、これでいいの?弁護軍団は死刑制度の是非についてもっと言及する必要があるのではないのか。私の感想は、プロの弁護士が結審して判決前に泣くという行為は、医者が患者を殺しちゃってみんなの前で泣いているのと同じ。おかしいぞ、あれは。

安田弁護士の確信犯ぶりもたいしたものだと思うが、正直に弁護士軍も「我々は死刑判決を日本からなくすべく、いかなる戦術をもって抗戦する」くらいのことをいったほうが、わかりやすいよなあ。『誰かを殺したからといって、何人殺したからといって、人間がその人を死刑として裁くことはやってはいけない。』とお釈迦様のようにいってみたらどうだろう。釈迦ならそういうだろう、おそらく。キリスト様だって『汝、その者を許しなさい。』っていうかなあ。

なんかわかってきたぞ。この事件より被害者は加害者を許さなければならないのか、という命題を掘り下げるべきではないか。左翼弁護士は「許して」ではなくて「これは、そもそも意図した殺人ではない」というのだから世間はともかく私は非難したくなる。





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最終更新日  2007年09月22日 01時13分15秒
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