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テーマ:最近観た映画。(40126)
カテゴリ:マリエル/後輩S
なんというか、その、マリエルと会ってしまった。別れたはずの女である。その女が何事もなかったように電話をかけてきた。オレもふつうに出てみる。あいつはいつでもワン切し、私が折り返しかけるしくみ。朝の9時に会おうなんていってきた。お弁当の工場勤務はどうするんだよ、と。オレはあいつの工場勤務が気になったが、やつは「体調ガワルイノデデキナイ」といいはった。まったくフィリピン人はやすやすと仕事を休むやからなのである。私はクルマをだした。めずらしく待ち合わせの場所に時間とおりに着ている。(このへんで私はアタマを働かせて気づくべきであった)やつはなんと私にミネラルウォーターを渡した。幕張メッセにいくことになった。私はなんとなく映画を観ようと思っていたのだ。『アキレスと亀』なんかいいなと思いながらもとくに時間を確認することもなく、てきとうにその時間に始まる映画を観ることにした。ついたのが10:40ほどで朝の第一回目の映画はいくつか始まっていてタイミングが悪かった。かろうじて『最後の初恋』がぎりぎり間に合ったので観ることにした。
映画は凡庸な内容だった。ベタベタなメロドラマ。私は退屈して寝ようかとおもったくらいだ。横にいるマリエルの様子を伺うと、これがかなり楽しんでいる模様。映画の内容をなぞると、ダイアン・レインはバツ1の二人子持ちの女で友人のペンションの手伝いを友人の所用のためにした。そのペンションにアストンマーチンに乗ったリチャード・ギアがやってくる。ギアはあることでとらぶっていて、悩みを抱えていた。レインは夫との復縁を考え中。ペンションにハリケーンがやってくる。そしてペンションを守りきったレインとギアが結ばれるのである。ここまでかけば、あらすじはまあまあではないかと思った。作りようによってはおもしろい映画になりえたはずだ。だが、台本が凡庸であった。レインとギアが結ばれる必然が私にはまったく感じられなかったのだ。とつぜんキスしてねえ。ギアとレインの恋の行方がどうなるかということだが、それが突然、終了する。その終了のしかたが、また、唐突。なんだかなあと。マリエルは泣いたそうだ。 二人の子持ちである彼女は、ダイアン・レインと境遇が似ていたのだな。それにしてもあいつ字幕スーパーもろくに読めないのに英語だけを聞いて世界に入っている。たいしたもんだ。わかるんだよね、アメリカ人の話す英語が。この点だけは私はかなわない。いつも悔しい気持ちになる。 それはともかく、ベタ映画をみた俺たちはそのあとでサーティーワンでアイスを食べて、そのあとでハンバーグを食べた。病棟あけの私にはおいしいひと時であったが、一人アタマ千円ですんだ。そのあとマリエルがどうしてもロト6がやりたいというので800円ほどやった。「アタッタナスグニアナタニアゲル」とやつはいうが、どういうもんだか。今回のデートはいつもと勝手が違っていた。あいつは腕をからませてくるのだな。ベタベタするのが嫌いなくせに。オレは最初、用心したが、いつになくフレンドリーなので次第に警戒心もとれていい気分になってきた。やはり女がいる状態というものは男をいい気持ちにさせるものなのである。精神科病棟とは大違いだからだ。あいつにメールが着信。みるとプリペイドカードを購入しないとケータイがちゃらになるという内容。その3900円ほどのお金があいつにない。それで私は泣きつかれた。本日のいい流れによって私の警戒心もほどけて、あいつに金を渡してしまったんだな、5千円ほど。もとはキャッシングした金なのに。 というわけで毎度の私の馬鹿さぶりにみなさんもうんざりしたことでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月10日 22時41分22秒
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