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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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2006年11月04日
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カテゴリ:ニート
ネットラジオなんとか終了しました。

う~ん、時間の配分やら内容の伝え方やら、もっと考えないといけませんね。

お聞き下さった皆さま、チャット、メール等でご意見・ご質問をいただいた皆さま、ありがとうございます。

ディレクターの小穴さん、スタッフの皆さま、アシスタントをしてくれた田仲祐希ちゃん、ありがとね。

ゲストの吉田さん、ありがとうございました。

本当はもっと深いところまで行きたかったんですが、なかなか難しい。

でも、けっこう楽しみながらやらせていただきました。

こういう体験をさせていただくというのは滅多にないことで、面白し、ありがたし、感謝、感謝です。



番組で吉田さんが紹介してくださった夏目漱石の文章を改めてここにも乗せておきます。

吉田さん曰く、漱石の主人公のほとんどはニートを描いたものであるそうです。

噛み締めながら読んでいただければと思います。







夏目漱石 ―『門』より―

「彼は門を通る人ではなかった。

また門を通らないで済む人でもなかった。

要するに、彼は門の下に立ち竦(すく)んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であった」





夏目漱石 ―『草枕』より―

「山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。

 智(ち)に働けば角(かど)が立つ。

情(じょう)に棹(さお)させば流される。

意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。

とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高(こう)じると、安い所へ引き越したくなる。

どこへ越しても住みにくいと悟(さと)った時、詩が生れて、画(え)が出来る。

人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。

やはり向う三軒両隣(りょうどな)りにちらちらするただの人である。

ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。

あれば人でなしの国へ行くばかりだ。

人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう」
 


 





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Last updated  2006年11月04日 11時56分43秒
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