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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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2007年02月15日
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カテゴリ:周辺事態
どうやら、一時の嵐も過ぎ去ったようですから書きますけど、いささかあきれているのですよ。


柳沢厚生労働大臣の、「女性は子供を生む機械」と発言と一連の騒動ですよ。


柳沢大臣がなんと言ったかというと


「特に、今度我々が考えている2030年ということになりますと、2030年に例えばまあ20歳になる人を考えると、今いくつ、もう7、8歳になってなくてはいけないんですよ。

もう生まれちゃってるんですよ。(20)30年のときに20歳で頑張っている人とか、やってくれる人はですね。

そういうようなことで、後は、産む機械って言ってはなんだけども、装置の数がもう決っちゃったということになると、機械って言っちゃ何だけど、機械って言ってごめんなさいね。

その産む役目の人が1人あたまで頑張ってもらうしかないんですよ。

みなさん、もうね、役人の人からいわれるんですが、2030年には大臣、勝負は決っているんです。こう言われちゃうんです」




どうやら、この発言が野党が国会審議を拒否するような発言であったらしいんですね。


ちなみにこの発言は、国会発言ではなく、地方の自民県議の後援会の集会でのことでした。


まあ、マスコミと国民が騒ぎ、野党が審議を拒否したおかげで、与党の補正予算案はあっさりと成立しちゃった。(笑)


どうも、マスコミも野党も“影ながら”与党を応援しているようにしか思えない。(笑)


それと一緒になって大騒ぎをしている人たちも、マスコミに踊らされているなあと思っちゃいます。


テレビの『サンデージャポン』が、この問題でおかしな編集をしたことが報道されていますけど、まさに「メディアリテラシーに気をつけろ」と言いたいですね。


そもそもこの国会は少子化対策の審議じゃないし、論点ズレてるし。


民主党の菅直人元代表も、2年位前に演説で


「東京と愛知県は“生産性”が低い、なんの“生産性”が低いかというと出生率です」


という柳沢大臣と同様の発言をしてヒンシュクをかいましたけど、菅氏にせよ柳沢大臣にせよ、少子化対策を、「子どもを増やさねばならない」という、政策に限定してしまうと、どうしてもそういった発言になっちゃうのかなあ。


この狭い国土でこれ以上人間を増やしてどうすんのというのが、わたし個人の考えなんですけどね。


子どもが増えないと年金がとか言うけど、年金自体がかなり問題のあるやり方だから、そちらから改めた方がいい。


子どもが減ると労働力が減るとか、消費が減るとかいうけど、だからといってそのために子どもを生めというのも違うと思うなあ。


現代日本の情勢からいって、晩婚化や少子化は当たり前の流れだから、その流れに沿った現実的な政策をやってほしいと思っています。


子どもが少なくなるのは仕方がないとしても、子どもがいなくなるわけじゃない。


少なくなった子どもに対して、もっといい環境や、両親が子どもを育てやすい政策を、真剣に考えて欲しいなあと思っちゃいますねえ。


政治の話しはなるべく書かないようにしようと思いながら、書いちゃいました。(笑)

以後、なるべく自粛。






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Last updated  2007年02月15日 14時02分24秒
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