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カテゴリ:周辺事態
「世界平和度指数」というものがあるのですよ。
英経済誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)などが140カ国を調べてランク付けしたものです。 調べた内容は (1)戦争や内紛が起きたか (2)暴力犯罪のレベル (3)政治的安定性 (4)テロ発生の潜在性 など24項目について分析し、数値化して国別比較したといいます。これが08年5月20日に公表されました。 日本は昨年と同様5位で、主要8カ国(G8)中では最高。隣国と緊張関係にあるものの、重大犯罪が少なく、政情も比較的安定していることなどが評価されたそうな。 どんな国が平和とみなされているかというと、これは昨年度2007年のベスト10なんですけど、ちょっと書き出してみましょう。 2007年度「世界平和指数」 1位 ノルウェー 2位 ニュージーランド 3位 デンマーク 4位 アイルランド 5位 日本 6位 フィンランド 7位 スウェーデン 8位 カナダ 9位 ポルトガル 10位 オーストラリア では、ワースト国はどんなところがあるか? ワースト1位 イラク ワースト2位 スーダン ワースト3位 イスラエル ワースト4位 ロシア ワースト5位 ナイジェリア 昨年の評価ですが、平和とみなされている国は、福祉大国といわれている北欧諸国が多いようですね。 そして、ワースト国はしょっちゅう紛争をしている中東や、貧しいアフリカが多いことがわかります。 次に寿命が長い国はどこかというと…… 06年WHO調べによると ■世界平均寿命・国別順位(男女総合) 順位 国名 平均寿命(歳) 1位 日本 82歳 1位 モナコ 82歳 1位 サンマリノ 82歳 4位 オーストラリア 81歳 4位 アイスランド 81歳 4位 イタリア 81歳 4位 スウェーデン 81歳 4位 スイス 81歳 では逆に寿命が短い国は…… ワースト1位 ジンバブエ 36歳 ワースト2位 スワジランド 37歳 ワースト3位 シエラレオネ 39歳 ワースト4位 ザンビア 40歳 ワースト4位 ボツワナ 40歳 ワースト4位 アンゴラ 40歳 聞きなれない国名がたくさんあると思いますが、すべてアフリカ大陸の国です。 ちなみに世界で平均寿命の短い国ワースト6位に、お隣の北朝鮮が入ってしまっています。 これらのことを調べてわかるのは、国の平和さというのは、国がある程度の豊かさをもっていて福祉に力を入れていること。 戦争や紛争はもちろん、暴力、犯罪の発生率が低いことがあげられます。 平均寿命とか、平和度ランキングをみると、日本は相当に優秀といえますね。 日本って国は、世界で10番目に人口の多い国で、いわば大国になるんです。 人口1億人を超えている国で、平和度ランキングや平均寿命が、ベスト10に入っているのは、日本だけなんですよ。 さらに、昨年度の日本は、戦後もっとも殺人事件が少なかった年でもある。 つまり、この国は相当に住みやすい国ということがいえそうです。 もっとも、国の社会保障や福祉は先進国最低といわれているにも関わらず……ですが。 国民が平和で長生きの国って、それは相当に住みやすい国ということになるのでしょうけど、果たして本当にそうなのか? そこで自殺率という数値も一緒に考えてみるとどうなるか? 日本の自殺率は世界9位、先進国では1位なのです。 それにしても、日本での自殺は異常に多い。 多すぎます。 『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちに限らず、いまやこの国の人たちの多くが、いま現在、自殺の危機に直面しているといっても過言ではありません。 そこで少し日本における自殺について調べてみようと思います。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月24日 10時38分21秒
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