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カテゴリ:周辺事態
前述したように、自殺をする人のほとんどは、なんらかの精神疾患にかかっている可能性があります。
その精神疾患のうち、一番多いのがうつ病で、約30% 次に、アルコール依存症など物質関連障害が、約17% 統合失調症が約14% パーソナル障害が13%という調査結果がでています。 (参考;http://www.ncnp.go.jp/ikiru-hp/manual/gyosei/gyosei21.pdf) しかも自殺者の8割の人が、治療を受けていないか、あるいは適切な治療を受けていないといいます。 と、いうことは、自殺の予防と治療は、精神疾患の予防と治療と重なるといってもいいでしょう。 つまり、いつも自殺を考えてしまうようになったら、病院にいって相談するのが一番よさそうです。 精神疾患を患っている人は、それはうつ病にせよ、神経症にせよ、どうも“認知のゆがみ”があるようなので、認知療法などの精神療法を受けて、少しでもその“ゆがみ”を治していくのがよいようです。 “認知のゆがみ”には、どのようなものがあるかというと 被害妄想や、~をしなくてはならないといった強迫観念、物事を大成功以外はすべて大失敗と考えてしまう二者択一、オール・オア・ナッシング思考法などがあります。 これらの思考をもっとわかりやすくいうと、人からみたらどうでもいいことに対して、ひどく悩んだり、自分の行動や他人の行動を、悪く考えてしまって、おかしな対応をしてしまうということがあります。 もっと簡単にいうと、過剰に悩み、過剰に苦しみ、どうでもいいことに怒り、勘違いをし、絶望するということです。 そしてこれは、『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちにも共通することでもあります。 また、これらのことに対する大きな原因として、ストレスがあります。 『不登校・ひきこもり・ニート』の人も、自殺を考えてしまう人も、ストレスに弱く敏感ですので、自殺の予防と治療に関して、いかに日ごろからストレスを抱え込まないようにするかというのが、重要なテーマになります。 ま、もっと気楽になることです。 人生なんて、いい加減で適当でいいんですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月31日 09時45分14秒
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