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カテゴリ:周辺事態
========================================== 中学7割、高校8割で自傷行為把握 2008.6.7 08:43(産経ニュースより) リストカットなど子供の自傷行為を養護教員が把握した公立学校は、中学校で7割、高校で8割に上ることが7日、文部科学省が日本学校保健会に委託した平成18年度の保健室利用状況調査で分かった。自傷行為の調査は初めて。 約5年ごとに調査。今回は18年10月、計約1100校の公立小中高校を対象に、保健室の利用状況や子供の心身の問題を調べた。 調査によると、過去1年間に養護教員が子供の自傷行為を把握したことがある小学校は9%だったが、中学校は73%、高校は82%と大幅に上昇。児童生徒1000人当たりの自傷人数も小学校の0・2人に対し、中学校3・7人、高校3・3人だった。 自傷行為に伴うことが多いとされる摂食障害も小学校8%、中学校38%、高校63%と学校段階が進むとともに把握した割合が増えた。 ========================================== 自傷(じしょう)行為というのは、自罰行為でもあるんです。 そして、自傷行為は『不登校・ひきこもり・ニート』における重大な周辺事態でもあります。 それら当事者が、学校に行けないため、働けないために、周囲に人たちに責められ、自分でも自分を責め、自分で自分を傷つける行為をする。 自分で自分を罰する行為をする。 これは凄く凄くかわいそうなことです。 この記事によると、ほとんどの中学・高校で自傷行為をする人がいるということが、わかりました。 鹿児島大学が2006年1月の発表によると、回答者1592人(男性831人、女性761人)のうち ・自傷行為の経験者は120人(7.5%) ・「家族からの放任や罵倒などを経験した」と答えた人が自傷行為をする危険性は、そうでない人の8.7倍 ・「第三者からの性的暴力を受けた」が5.8倍 ・「教師や友人からの無視を経験した」が5.5倍 ・「両親からかわいがられた経験がない」が4.2倍 であったそうです。 参照;ウィキベディア百科事典「自傷行為」より 自傷行為者は、親や家族との関係性に問題がある場合が多く、また、他人との人間関係についても、あまりうまいとはいえない人が多いようです。 自傷行為には、手首を切る行為や、自分の体にタバコを押し付ける行為、自分で自分を殴る行為、大量の薬物を摂取するなどがあります。 また、大量にアルコールを摂る習慣からアルコール依存症になったり、あるいは他の依存症になることも多くあります。 自暴自棄になって、あえて危険な行動に出たり、他人に迷惑になる行為をしたりすることもあります。 自傷行為をする人には、どうしようもなくやるせない悲しみや、悲しみからくる怒りが、心の奥底で、ぐつぐつと沸騰していることが多いんです。 そしてその心理は、ほとんどの場合、人に言うこともできず、また言ったところで、なかなか共感してもらうことは少ない場合が多くあったりします。 自傷行為というのは、若者だけの問題であるように思っている人も多く入ると思いますが、わたしはこれから、どんどんと大人の、または中高年の自傷行為や、自罰行為が、表に出てくるように思えてなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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