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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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2008年07月07日
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カテゴリ:周辺事態
先回、「少年の凶悪犯罪は増えていない。むしろ減っている」ということを書きました。


しかし、マスコミの報道などの影響で、信じられないという人が多くいます。


日本は、先進国でもめずらしく年々、凶悪犯罪が減っている国で、去年などは、戦後もっとも殺人事件が少なかった年なんですが、そういった事実を知る人すら少ないんです。



ではなぜマスコミは、「殺人事件が減っている」という【いいニュース】を取り上げないのか? と、いうと



答えはカンタン。




そんなニュースでは新聞や雑誌は売れないし、テレビは視聴率が下がるからです。(笑)




(似たような話が、不登校“業者”にもあって、以前、不登校児童生徒が13万人台から12万台に減ったときに、烈火のごとく激怒した不登校業者がたくさんいました。


不登校業者にとって、「不登校児童生徒が減る」=「客は減る」ことを現していますから、とても困ることなのです。


そんなニュースよりも、年々不登校児童生徒が増えていて、学校不信が大きくなってくれたほうが、不登校業者にはありがたいことなので、そんな事実をいうマスコミは許すことができなかったわけです)



ひとつの証拠として、法務省の『平成19年版犯罪白書のあらまし』の『〈第4編〉少年非行の動向と非行少年の処遇 』をリンクしておきましょう。


この『犯罪白書』のグラフをみてもお分かりのように、総数としては昭和58年前後が、少年犯罪のピークです。







その昭和58年は、「少年犯罪、戦後最悪」と、マスコミに大々的に取り上げられましたが、その実態は、確かに少年刑法犯が、戦後もっとも多く検挙された年でしたが、少年殺人犯の逮捕者は、戦後最低の50人であったのです。






では「殺人」ではなくどのような少年犯罪が増えていると申しますと、「窃盗」と「横領」が少年犯罪の8割を占めていると、犯罪白書に書かれています。


少年犯罪における「窃盗」とは、そのほとんどが万引きであり、「横領」のほとんどが、自転車やバイク泥棒であったりします。


そして、この万引きや自転車泥棒というのは、「暗数」(よくわkらない数字)が多く、警察が、夜に自転車を止めて職務質問をする回数が増えれば、自転車ドロが増え、スーパーやコンビニ、本屋さんが捕まえた万引き少年を、警察に突き出す回数が増えれば、その総数が増えていくというものです。


つまり、戦後少年犯罪のピークであった昭和58年前後というのは、警察や市民が万引き少年を厳しく取り締まった結果であり、少年が凶悪化したということではないといえるのです。



今回、少年の凶悪犯罪について述べましたが、不登校にせよ、ひきこもりやニートにせよ、あまりマスコミや、エセ関係者の煽りを信じて、不安になったりしないようにしたいものです。


そして、マスコミや世間よりも、自分を信じていけたらいいですね。








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Last updated  2008年07月07日 19時07分15秒
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