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『不登校・ひきこもり・ニート』が問題化した場合【誰かのせい】に、されてしまうことが多いようです。 誰のせいにされやすいかというと、子どもや母親がその矢面に立たされる場合が多いのです。 もちろん、そうとは限らず、父親や祖父母、近所の人や親戚のせいにされることもあります。 それぞれの人に、それぞれの事情と理由があるでしょうから、すべてを一概には言えないのですが、わたしが見てきた限り 【本人や母親のせいでそうなった】 と、いうのを、ほとんど見たことがありません。 もちろん、本人や親の性格や生活態度が、その一因であることは多いのです。 しかし、それは一因にしか過ぎず、そのせいで『不登校・ひきこもり・ニート』になったと断言することは、まずできないのです。 もっといえば、『不登校・ひきこもり・ニート』当事者や親御さんがもっている性格や生活態度、環境などは、他の人たちにも同様にある場合が当たり前にあり、なぜその中で『不登校・ひきこもり・ニート』などになる人と、ならない人に分けられるかという、因果関係は、いまだにわからないのです。 これらのことを考えた場合、『不登校・ひきこもり・ニート』になる人というのは、いくつかの因子があり、それが不幸にもつながって、『不登校・ひきこもり・ニート』になったとしかいいようがないのですよ。 つまりは偶然。 つまりはたまたま、そういうことになってしまったとしか、言い様がないのです。 たまたま、繊細な性格に生まれてしまった。 たまたま、障害があった。 たまたま、同級生に嫌な人がいた。 たまたま、おかしな先生とあたってしまった。 たまたま、親同士の関係が悪いときと当たってしまった。 たまたま、景気が悪かった…… それらの因子が複雑にからまりあい、それでたまたま『不登校・ひきこもり・ニート』という現象に現れてしまったという場合が多いようです。 ま、確かに一時的な“方便”としてね。 誰かのせいにするというのは、回復へのファーストステップとしてはいいのかも知れません。 “方便”というのは、手がかりや手段、方法、寄る辺のことで、一時的に誰かのせいにすることで、自分の心が楽になるのなら、それもいいでしょう。 一時的に 「わたしがダメなのは社会が悪いからだ」 「ウチの子が学校に行けなくなったのは、学校が悪いからだ」 「オレがうまく生きていけないのは、親の育て方が悪かったからだ」 などなど…… それらは、あくまで“一時的”な逃げ場、心を一時的に慰めるための手段としては、ある程度有効です。 しかしそれはあくまで一時的だけのこと! いつまでも、●●が悪いなんていっていると、みっともないし信用をなくします。 実際に、誰かひとりのせいというわけじゃないしね。 だからといって、本人が悪いということもないのです。 たまたまそうなってしまっただけなんですね。 そして、不幸なことに“負の連鎖”に巻き込まれて、なかなか抜け出せなくなってしまっているのです。 負の連鎖から、逃れる方法っていうのは確かにあるんです。 いってみれば、幸運になる方法ですね。 次回はその方法について述べてみましょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月06日 01時25分26秒
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