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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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2008年08月10日
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カテゴリ:総合
昨夜『こわれ者の祭典』なるものに行って来ました。


友人の月乃光司さんが代表をしている団体で、月乃さん自身、高校時代に「自分の顔は醜い」と思い込む「醜形恐怖症」「視線恐怖」という神経症の一種をわずらい、ひきこもりになる。


さらに、何度かの自殺未遂を行い、アルコール依存症、薬物の乱用、手首を切るなどの自傷行為も、止まらなくなってきたといいます。


やがて、精神病院に入退院を繰り返すようになったのが25歳のとき。


入退院を繰り返していた27歳のとき、知り合いのアルコール依存者が、腐乱死体で発見だれたことを知り、それがキッカケでアルコール依存症の自助グループに入り、奇跡的にアルコール依存症から脱することができたといいます。


自助グループに参加しはじめの頃の月乃さんは、最初はあまり積極的な発言はしなかったといいます。


それがある日の集会に参加したとき、自分の経験をスピーチする元アルコール依存症だったけど、いまは立派な紳士がいて、スピーチの最後にこう言ったそうなんです。



「わたしはもう二度とアルコールは飲みません! その証拠にわたしは二度と女子高校生を見ながらオ●ニーはしません!!」



いきなり立派な紳士が、そんなことをいうものだから、月乃さんは驚いてしまったらしく、そしてこうも思ったそうなんです。



「ああ、この場は、ダメな自分を正直にさらしていいんだ……」



また、アイコさんという女性の方も出演なさっていました。


アイコさんは、家族からのDVを受けて育ち、電車に乗れない、人の視線が怖いという脅迫神経症になり、高校のときに不登校になります。


不登校の間は、友達が学校に行っている間が、いつも苦しくて、学校が休み時間だというときに、



「学校のみんなは、休み時間だからわたしも少しは楽にしていても、いいのかなあ……」



と、いう思いであったそうです。


毎日、毎日が、「自分なんて、必要ない人間」という自己否定の毎日。


そんなアイコさんを救ったのも、自分と同じように苦しんでいる多くの人と接したことであったといいます。


自分と同じように苦しんでいる人と接することで



「苦しいのは自分だけじゃない」


「わたしも生きていていいんだ」



と、思うことができたそうです。



月乃さんも、アイコさんも詩の朗読というパフォーマンスを見せてくださったのですが、それぞれ、胸に迫るものがありました。



ユーチューブに、月乃光司さんのパフォーマンス映像がありましたので、関心のある方はこちらをどうぞ。




昨夜は、半年ぶりに全国精神障害者団体連合会の事務局長さんとも会い、その後痛飲したのでした。













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Last updated  2008年08月10日 09時58分33秒
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