いつの間にかビルダーが消えていた

 昨年の出来事

我が家は４年前に地元のビルダーに依頼し家を建築した。

地元のビルダーにお願いするまでは迷いもあったが、地元のほうが、何となく安心感があった。

第三検査機構のＪＩＯ・そして施主として頻繁に建築現場まで通い、工事の始まりから引渡しまで、しっかりと見届けたし、素人ながらも勉強もした。

またこのブログも効力を発揮し、ほぼ希望通りの我が家が完成した。

ビルダーの方々・職人さんは迅速丁寧な対応だったので、とても感謝している。

ところが、ある日・・・・・・・・・・

都内へ向かう途中、ビルダーの前を通りかかった時だった。

平日だと言うのにシャッターが閉まっていた。

その時は、臨時休業なのかな？程度にしか思わなかった。

やがて数ヶ月が経ち、ご近所で同じビルダーでリフォームをなさった方から・・・・・・・

『○○○の現場監督さんと連絡をとる事はある？』と聞かれ

『いいえ？でもなにか？』と応えると

『会社の電話は何回コールしても出ないし、担当の方の携帯電話も、現在使われておりませんなのよ』

昨年、年が明けて早々の事だった

思いおこせば・・・・・・・・・・

１１月ごろだったか、我が家に１通の葉書が届いた。

内容は火災保険（抵当権付き）の代理店変更のお知らせだった。

受け取った際には『損保の募集人資格者の事務の方が退職でもされて、資格者が不在だからなのかな～～』程度にしか受け止めていなかった。

でも？？？

それならビルダーから直接連絡があって当然なのにと思ったが・・・・・・

忙しさの余り、さほど気にも留めなかった。

でも・・・・・・・・・・・・・・・

ご近所の方からの言葉が気になり、監督・会社・社長にと電話をしてみた

ＨＰも覗いてみた。

我が家の監督の電話は・・・・・・・現在使われておりません 

会社の電話は・・・・・・・・・・・・・・・コール音のみ

社長の電話・・・・・・・・・・・・・・・・コール音のみ

ＨＰは・・・・・・・・・・・・・・内容が昔のまま。

もしや

倒産

夜逃げ

実は我が家、私の母が入院していて重篤だった為、１年点検も我が家の都合で未点検だった。

その頃は監督の方から『１年点検はいつ頃になさいますか？』と連絡を頂いており

まさか、こんな事態になるとは夢にも思わなかったので

一体ビルダーに何が起きたのだろう

ただ理解出来たのは、会社事態、営業はしていない事

どうしよう・・・・・・・・・・・

かなり動揺はしたが・・・・・・・・

でも、家は建った

建築途中の出来事だったら、動揺するだけでは済まない。

家が建っただけでも運が良いのかもしれない。

ただ・・・・・・・・

もし何かメンテナンスが必要になった時は、何処か建築会社に依頼しなければならない。

知っている会社が有れば良いのだが・・・・・・・

その時はその時

それから数ヶ月が経過・・・・

今年早々の出来事。

ある日の夜

インターホンが鳴った。

室内から応対した

訪ねてきた方は、『○○です』と苗字を名乗った。

カメラ越しに、見知らぬ男性だし、夜だったので、主人にスピーカー越しに応対してもらった。

その時だった。

主人が・・・・・『あ～～○○さん、お久し振りです』と親しげに話している。

私は、誰なのと・・・・・・・

ビックリです

我が家を担当して下さった、Ｓ監督でした。

上がって頂き、先ずは事情を聴くと・・・・・

社長自身コンサルタント会社の方に騙され、本業以外の事に手を出してしまい、資金繰りに追われる日々

そして社長は行方をくらまし

数ヶ月間社員の方々も給料すら払って貰えず、大変な思いをしたそうです。

Ｓ監督は今では会社を立ち上げ、どうにかやっている様子でした。

ビルダーは倒産しましたが、監督が来て下さったお陰で、何かメンテナンスが必要な時は、我が家の建築の全てを知っている、この方に依頼できるので、先ずは一安心

勇気をだして、我が家をたずねて来て下さったＳ監督に心から感謝しております。

ありがとうございました。

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