夏休みの後半にはいってからドシドシ行事が入ってくれちゃって
お母さんとしてはグロッキーなミラノです。
尾瀬から帰って来て、次の日にはもう、別のお友達が泊まりに来て
恒例の近所も巻き込んだ飲み会でした。楽しいんだけど
お泊まりした子供らが、4時5時まで寝ないんですよ~~。
ま、男同士の話もあるだろうし、
煩くして小さなコの睡眠を邪魔したり
暗やみでゲームして目をいためつけたりしなかったらいいかと見守ってはみましたが・・
こっそり聞いていると
「自分の学校の給食についてどう思いますか?」とか(学校がちがうの)
「動物園の動物は幸せだと思いますか?」などと
ティベートしてやんの。薄暗い中で。
なんかオカシーのでした。
そんなこんなで本もロクに読めてなかったのですが、昨日やっと買ったのがこれ。
『情熱の甘い棘』和泉桂
ですね。今回はクリスタル文庫からの出版です。
最近の和泉さんの本の出版ブーム?には、こころなしかついていけてないワタクシ。
特にノベルズの方が把握できてない感じなのですが。
これは新刊平置きのところでみつけることができたので良かったです。
美人で頑なな(けっこう好きな性格)ホテル関係派遣会社営業の野崎と
上司の友人で、新規の仕事のパートナーでもある河合のお話。
河合の方からちょっかいをかけて、義兄以外には心を許さない野崎を
くずしていくのです。
野崎の陥落していく様はまー、BL好きな方なら想像の範囲ではありますけど
河合視点からの文章もてんこもりでありまして
(だから本が分厚くなってると思う・・)その
イイ年したカッチョエエ男が内心グルグルしている様子がとっても面白かったです。
野崎が最初から男の経験アリな設定なので
最初から飛ばして行くのかと思いきや(いや、一応、ヤルことはやってますけどね)
中盤でもまだまだ、二人の心理描写が丁寧に描かれているので
(だからやっぱり本が厚くなるのね)
読み応えがあるのでした。
こんなところが、和泉さんを好きな所以なのでしょう。
「早く夏休みが終わってくれろ~~」
今日もプール帰りの男子達のおやつを準備しながら、
自室にこもるわけにもいかず
母は台所でハチクロ新刊を読むのでした。