このお話がこれほどドラマチックなのは、やはりファンタジーだからかなぁと思いました。
奴隷のリィトは、黒い騎士グリファスに助けられますが、彼はリィトを自分の大切な皇太子の身がわりに使おうと思っていたのでした。
グリファスを慕い、彼の恩に報いるために、必死で上品に振舞おうとするリィトがイジらしいです。
それをイチイチ、朴念仁のグリファスが注意するんだよな~~~。ほめてやれよぅ~~
と、どんどん感情移入して行くワタシ。
注意されるたびに泣いては、グリファスの服を鼻水でゴワゴワにするリィトです。
おまけに気高い皇太子の方が大切にされているのを感じる度に(まーそりゃ当たり前ですが)
胸を痛めたりと、もー切ないエピソードが目白押し。
六青さんのってみんな、こーゆー、イジらしい受けとか、ブキッチョそーなのになぜか魅力的な攻めとかが出てくるんですかね??
もうひとつの本『至福の庭~ラヴ・アゲイン』も面白かったです。