『バッテリー』『THE MANZAI』あさのあつこ
6月末からの仕事関係の用事と、娘の月イチの喘息薬を取りに行ったら時間がなくなってしまい、「マン喫はガマンして買おう」・・・・と、何気にカウンター近くに並んでいた『THE MANZAI』を1冊買って帰ったのが1時ごろ。(他にも買ったけど、腐女子系なので日記は分けとこうかな)夕方には、別の用事で出かけるのを言い訳に、商店街の本屋に書け込み「え、『THE MANZAI』ないの?これって結構話題だよ。CDも出るし、若い子(自分とは区別)好きみたいよ。『バッテリー』書いた人。あ、そっちはあるの?じゃー4冊とも下さい」と、別の話も買い、気に食わないけどツタヤでマンザイ2も買って そして、夜中には、まんざい2冊と バッテリー4冊を読み終わっておりました。こちらが先に出たほうですね。岡山の瀬戸内海側から、山あいの小さな都市に引っ越して来た巧(中一にして既に天才的なピッチャー。でも性格は唯我独尊)とそこで会った、人の良いキャッチャーの豪クンを中心に天然・癒し系の弟、昔監督だった祖父、野球部の仲間などを書いた小説です。根性コンジョーしてないところがステキです。主人公の巧は、努力を苦しいと思わず毎日トレーニングしているし弟がメチャ可愛い。巧の性格が悪いので、お話全体のムードは固めですが、どんどん読めました。続きが文庫本になるのが待ちきれないかも。昔に出版した児童書サイズのまで探してしまいそうです。対する『THE MANZAI』は、もっと和やかムード。一時は登校拒否をしていたカワイイ系中学生の歩がクラス一背が高くて、サッカー部のエースの秋本に「おつきあい」を申し込まれてビビッタら(笑)漫才の相方になれということだった。・・とつかみはオッケイですよ。まず(笑)そして、彼を断わりきれないまま、話は文化祭で「漫才版ロミオとジュリエット」をやることになり気の強い女の子だの、委員長体質の同級生だの、面白い友達もできてきて「あら、『フラワーオブライフ』みたい・・・。しかもほんのりラブ風味つきの。」と思いました。(フラワーオブライフには、クラスの仲間のあいだではラブなしだもんね。)とにかく会話が面白いので、こちらもオススメ。買っても損ないですね。既に、お持ちの方、やっぱしCD買いますか??石田さんでしたっけ??私は今、迷ってます~~~。