猪口冷糖の湯汁
=チョコレートのスープである。チョコレートの歴史や、あれこれは日本語のサイトでwikiを見るか、チョコレート日本協会のサイトを見ていただくとして、オニオンはそこには載っていない情報を投稿する。さて、スープだが、これはもちろん甘くない暖かいおかずスープのことである。ブリュッセルのガレーの一店で一時チョコレートスープが飲めたのだが、今はもうやっていない。サンドイッチやサラダもおいしかったのだが、ただのサロン・デュ・テになってしまったようである。オニオンは一度ならず二度三度と出掛けているが、そこの内装がガレーのトレードマークの色で統一されているのである。なんというのか、あの色は?オレンジのようで、オレンジでない色である。もちろんチョコレート屋さんであるから、プラリネから他のチョコレートも買える。チョコレートは約2600年ほど前、メキシコやマヤで、甘くなく苦味のある飲み物として重宝されていた。オニオンの味見たスープも塩味が利いていた。神への儀式に使われていたのだ。結婚式の儀式や稚児の清め、死者のあの世への道連れにチョコレートは使われたのだ。西暦1300年ごろから苦くて辛い飲み物をヴァニラや唐辛子などを加え、戦士が疲れを克服するために飲んだとされる。かのコロンブスがアメリカにやってきた時には、原住民が貴重なカカオ豆を贈呈したにもかかわらず、見かけが悪く山羊の糞とみなされ無視された。それがコルテースの時に神の飲み物であるチョコレートが珍重されたのである。以後、いろんな道をたどってヨーロッパを経て世界中に渡っていったのである。そのあたりで砂糖を加えるようになった。日本には鎖国の時に、やってきたが門前払いをうけ、のち明治時代になって堂々と上陸したのである。ヨーロッパでも貴族だけのチョコレートとして、19世紀になって初めて大衆化されてきた。1826年オランダのヴァン・ホーテンがホットココアの特許を申請したおかげで高嶺の花だったチョコレートが万人の口に入るようになった。つづく。。。。。