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カテゴリ:愛
路上で母親に「あほか、お前は」、「もう知らんわ」と言って突き放されている小さな子供がいました。そう言われても、あきらめずに母親にすがってやまない子供。。何があったのかは分かりませんが、わんわん泣きやまないのですね。
これは日本で今から半世紀前のお話です。つまりずいぶん前のことです。オニオンが聞いたあるお坊さんの法話でもありました。そこでは、子供は母親しか頼れる人がいないから、いくら突き放されてもすがりつくというのですね。子供は必死なのですね。 言葉で諭したりせず、親も子もボディーランゲージでコミュニケーションとってました。 そしてその後のことですが、息子の遊び仲間のジャックが何か怒ってわめき始めました。小さいですが、暴れると手が出せませんでした。父親はベルギー人でしたが、母親がイギリス人なのでジャックは英語もフランス語もわかるのでした。当時はオニオンの息子も母親が日本語が母語ということで、わずかな日本語でコミュニケーションとってました。どちらも学校ではフランス語なので、彼らはフランス語でした。 ジャックが暴れだすと、母親のリーズは彼をその場から離して、抱きしめて彼に何やらとくとくと話しかけているのですね。そして彼が落ち着くまでそのままずっと語り続けているというか。。ただ見ているだけでしたが、相当な時間がかかってました。 小学校に通っていない年頃の子を言葉でなだめるというのを初めて見ました。うちの子になら「あほか、おまえは」「もう知らんわ」で、動物的にボディーランゲージで終わってしまいます。幸いに、そういう状況が殆どありませんでした。でも決しておとなしい子供ではありませんでした。誰に似たのか相当好奇心が強かったですね。。親子のコミュニケーションは無言でしたわ。。 それで思い出されるのが、オニオンの父から食らったビンタです。一瞬にして大宇宙を垣間見たのでした。そして悔し涙がとどめもなく流れ出て風呂場に行ってわんわん叫びました。卑怯だ、卑怯だって。。ね 何故か今日母の日に想いましたわ。。親の愛は報いを求めない一方通行の愛だと件の和尚さんはおっしゃってました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月08日 21時14分26秒
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