力弱き鳩。。
金曜日のオフ時に久しぶりにお気に入りのカフェーでポーズして本を少し読もうと思いまして、バス停で中央地区へ行くバスを待っていました。いつものように鳩が一杯通行人のこぼしたビスケットなどをあさっていました。その中で一羽だけしゃがみこんだ鳩がいました。疲れたのか、足が悪いのかじっとベンチの下でうずくんだままです。オニオンはど近視ですのでよく見えませんでしたが、遠くから眺めていました。ベンチには誰も座る様子はないのでその鳩はそのままでもいいでしょうが、通行人がいますし、心無い子供が来てしゃがんでること出来なくなるでしょうとオニオンは思いました。結構長い間バスが来ないのですが、その間に鳩たちは殆ど他のところへ飛んでいきました。でも3羽だけ残っていました。しゃがんでいる鳩、もう2羽と三羽です。一羽はしゃがんだ鳩の周りにいました。うろうろしていました。もう一羽が近づこうとすると、遠くへ追いやるのでした。そして結局友達同士のような二羽の鳩が残りました。うろうろしている鳩は、まるでしゃがんだ鳩を気使っているようでした。一瞬、オニオンの方を見て「どうしよう~」と言ってるようでした。バスが来たのでそこに視線を残してオニオンは去りました。あのしゃがんだ鳩はどうなったでしょうか。。そんな場面を見て、思い出したが亡き母の言葉でした。彼女はアムステルダムの駅で片足の鳩を見て、線路で挟んだか轢かれたんや、かわいそうな。。と言ってました。動物は笑わないと言いますが、泣かないのでしょうか、痛がらないのでしょうか。。あの鳩は、しゃがんだ鳩に対して何もできないので困った様子でしたけど。。しゃがんでた鳩が飛びたてて、もう一羽と一緒にどこかへ行ったことを祈ります。今の人間より人間らしい鳩でしたわ。。