父親か母親か。。
情緒のところで、子供が親を選んで生まれて来ると書きましたが、多くの人が子供の頃の親との葛藤で苦しんでいるようですね。大人になったからと言って終わるのではなく、また子供に受け継がれていくのでしょう。。その人だけの苦しみならまだしも、他の人にも苦しみを与えてしまうのですよ。例えば、小さい頃から父親と会話をした覚えがない人がいるとします。そのままならいいのですが、ある日友達の処で親子が仲良く会話しているのを見てショックを受けました。父親は嫌いです。大人になって父親が危篤になった時、「早く死んでしまえばいい」と他人に語りました。また、小さい時から父親が家に居なくて、母親に育てられました。大人になって、家族の為に自分も働くようになりました。決して亭主に頼らないで頑張っています。このふたり、どちらもよく似てます。本人たちは否定するでしょうけど、どちらも結婚して夫婦間で会話しているようです。でも他人の見ていないところでどうなっているかはわかりませんが、問題は他人が見ているところです。どちらも子供の頃のネガの思い出が、今の生活の元になっていることに気が付かないのです。だから近くで観察すると、性格に偏りがあります。アンバランスなのです。他の人にとっては迷惑なのです。そういうオニオンも母親とは全くうまく行きませんでした。でも彼女が亡くなる前に和解しました。初盆にオニオンのところに来てくれて、とても大事なことを見せてくれました。だからというわけではありませんが、一応昔のトラウマからは卒業しました。今は他人にとって迷惑でないと思います。ここで、父親と母親の両方と会わなかった時があります。どちらからも嫌われたとか。。です。父親と母親は自分の祖先です。その祖先は父親と母親の親たちです。生きている時に、せめて自分の父親と母親とのキズを治しておいたほうがいいでしょう。出来れば、その前の祖先も正していけばいいのですが。。我々はぽつんとひとりだけいるのではなく、皆繋がっているのです。