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テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:亡国のイージス
いよいよ昨日から映画版は公開。
二回目を一通り読み終わったら観に行くつもりだが、どう考えても、映画にするには時間的に無理があるような。。。 三部作ぐらいにしてちょうどいい感じになるのではないのか??? それは映画を観てからまた考察するとしよう。 「竹中のサブマシンガンが離れた場所にぽつんと置かれていることに気づいた宮津は、『気に入らんようだな』と言いながら手近な椅子を引き寄せ、腰を下ろした。 「・・・あんなものを持っていたから、砲雷長は死ぬ羽目になったんだとは考えませんか?」(文庫本下巻339ページ) ようやくここに戻ってきた。 亡国のイージスを一通り読んだ時に、何よりも強く印象付けられたシーン。 このテーマでブログを書き始めた最初に取り上げたシーンだ。 http://plaza.rakuten.co.jp/oiken/diary/200502190000/ このシーンは映画でもしっかり再現されているのだろうか? このシーンに限らず、節々に 「武力の放棄こそ戦争を回避する最善の手段ではなかろうか?」 ということを訴えていそうなシーンがある。 作者がそれを訴えたかったのかどうなのかはわからないが。。。 治安の維持ということと、戦争は違う。 日本は、他国から攻められることを想定するよりは、国内の治安(テロ防止も含め)、領海、領空侵犯対策にもっと力を注ぐべきではなかろうかと感じている。 北朝鮮や中国が攻めてくる可能性があると考える人がいるが、仮に攻めてきたとして、日本をやっつけたとして、その後何がある???と問いたい。 戦争大好き国アメリカに大義名分を与えて、自国を新兵器の実験場に提供することが関の山ではなかろうか? そんな危険を犯してまで日本に戦争を仕掛ける国はなかろう。 そもそも日本を攻める口実がないのだ。 もし、日本を攻める口実が出来るとしたら、日本に本物の軍隊が再び現れた時、「戦争放棄・核放棄」を放棄した時ではなかろうか? そして、安全保障を考えるなら、輸入に頼らない食料自給とエネルギー対策がまず先だろう。 今の中国なら日本は武力を行使しなくても滅ぼせる国だ。 貿易を止めてしまえばいいのだから。 日本の食料自給率は40%程度だから、安い中国野菜が入ってこないだけでそうとうなダメージになる。 サラリーマン家庭は今のままだとこれから増税で、どうしても安いモノを買わなくてはならないのに、安い中国食材・製品(衣料品や家電)が入ってこなくなれば買いたいもの、必要なモノも買えない。 中国に生産拠点を置く日本企業も大打撃だろう。追い出されたらどうするのだろう? そうなったとき、それらのストレスは人々の意欲をそぎ、企業の生産性も下がり、犯罪に走らせる傾向にもつながり、国力がどんどん低下し、ただでも財政赤字大国なのだから、ほっといても崩壊する。 北朝鮮が日本を攻めるのはもっと非現実的だ。 なんといってもイラクのフセインをみているのだから、それがどういう結果になるかぐらいは間違っても独裁制でここまでこれた国なら判断できるだろう。 独裁の方が民主よりよっぽど統制はとれるのだから。 イラクが攻められたのも、でっち上げだったとはいえ「大量破壊兵器の所持」だった。 つまり、サブマシンガンを持った砲雷長。 「・・・あんなものを持っていたから砲雷長は死ぬ羽目になったんだとは考えませんか?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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