カテゴリ:仕事
親しくしているデザイナー。
彼は学生時代から、 インドやチベットなどの安宿を転々としていたバックパッカーで 路上でアクセサリーを売って超貧乏生活をしていた。 数年前に一念発起しデザイン事務所を立ち上げるも、 まだデザインは勉強中の為仕事も無く、 アルバイトで生計を立てる日々。 そんな時、無謀にも海外の空港のデザインを引き受け、 借金して購入した最新コンピュータと始めて使うCGのソフトと格闘し、 数ヶ月間腱鞘炎になりながらも、そのデザインが採用されてしまった。 それ以来、仕事の依頼が急激に増え、今ノリにのっている。 まだデザインの質的にはかなり怪しいのだけど、 その人間性と機動力で仕事を貰っている感じだ。 何と言うのだろう、 営業力というのとも少し違う人間的な魅力が彼にあるのだ。 人なつっこく愛嬌たっぷりで、まるで変な計算が無い。 擦れていないというか、冷めていないというか、 まだ少年のような心を持っているというか。 カッコつけていないというより、 一生懸命にカッコつけようとしているのだが、 そのカッコつけている事をさらけ出してしまっているという感じで、 カッコつけていても何故か微笑ましいのだ。 先日、電話で、 「あの~、今度、彼女と旅行に行くんですが・・・ お洒落なレストランで・・・それから海を見て・・・ あっ、え~と、避妊はやはりコンドームがいいんでしょうか?」 なんて真面目に相談してくる。 まるで高校生みたいに。 もう爆笑。 ホント、最高だねこいつは。 絶対にこれから面白い事になると思う。 彼の今後がとても楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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