カテゴリ:仕事
前の日記に書いた民事再生を開始した会社は、
取引を始めた15年前は肉体労働が主な仕事だった。 当時従業員20人程度、それが従業員200名の中堅企業に成長。 会社が大きくなるにつれ様々な仕事に手を出すようになる。 どれもその時話題になっているような旬な仕事ばかりを。 情報処理、貿易、人材派遣、環境関連・・・ しかし、どんな業界も簡単に稼げる程甘くはなかった。 それなのに、最近ではISOやプライバシーマーク等、 外面ばかりに力を入れていた。 当初からの本業だけなら充分成り立っていたらしいのに、 何故、そこまでして手を拡げてようとしたのか。 常に不安や恐怖心があるのも分かる気がするが、 他人の芝生が良く見えたからなのか、 ガテン系というイメージを払拭させたかったのか。 会社は法に助けられ再建会社により存続されるが、 売掛金のほとんどをチャラにできるわけで、 経営陣にとっては実に都合のいい話だ。 うちの被害額はそれほど大きくなかったが、 今回の事で倒産する会社もあるだろう。 ところでひとつ気になる事がある。 その会社は1年前に業績のいい部門をそっくり分社化した。 それは子会社という形ではなく、全く別の会社になっている。 これは、将来性がありそうな分野で新たな逃げ道を作り、 負債を抱えた母体を楽な手段で処理しようと計画したのではないかと思えるのだ。 会社である事の利点を活用し面倒な事を楽に処理する。 、 こういう事は当たり前のように行われているのではないか。 そんな気がする今日この頃です。 あ~あ、元気が出ません。(涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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