初のオープンキャンパス
朝6時に府中の駅を出て、福山、岡山、姫路、尼崎と、在来線を乗り継ぎ乗り継ぎ、大阪、中ノ島にある辻学園調理、製菓専門学校のオープキャンパスへ参加してきました。 このオープンキャンパスに参加するに当たり、学割証の発行を先生にお願いしたのですが、一蹴にされたと申しましょうか、結局、学割証がないのでどうしようかと悩んでいた時、夏休みの青春18切符と言うものがあると、ラジオで言っているのを聞きつけ、ネットで調べ、府中駅で購入しました。特急、急行、新幹線を使いさえしなければ、これが最強の味方なワケで、一人の人間が、24時間、自由に在来線を乗り回せる券が5枚で11,500円。これは、隠れ鉄子の私にはまさにおいしい話で、東京まではちょっときついですが、大阪なら、射程距離なので、娘を道連れに、これを利用したと言うわけです。学割なんかいらないぴょ~~ん! とは言え、旅行が目的なのではなく、あくまでオープンキャンパス。11時からのその行事に、最寄り駅のJR大阪天満宮駅に10時36分に到着。右も左もわからないわけで、駅から出るのに一苦労。外に出て、見上げるビルに学校から届いた地図に書かれた名前を見つけた時の安堵感といったら!!! かくして、滑り込みセーフで受付を済ませ、5回の製菓コースの教室へ。小笠原先生と言う方が、バニラアイスと・・・昔ながらのウィーン菓子を作られ、試食を頂き、その後、日本料理でてんぷら、中華で、ゴマ団子、西洋料理でオムレツ、パスタ、オマールえびのソテーなど、そして真空調理技術で、ローストビーフと鮭のフライなどの実技を見、体験し、試食したのでありました。ふぅ~、満腹。 どのコースの先生も「吉本か!」と言うくらい、面白く、司会の助手の人と、呆け、突っ込みで爆笑の連続。こういう授業なら、1年間聞いていても飽きないだろうな・・・と感じた次第。ウデは各人でとにかく研鑽あるのみ。 館内行事のあと、一応、アパート見学へ。福岡から来たという大柄な男の子と一緒に案内してもらいました。 入学してからの生活は、殆ど、アパートへは寝るために帰るだけと言う感じなので、3~4畳にユニットバスと流し、IHコンロが一口付いた部屋は家賃23,000円~28,000円+小駅日8,000円+電気代2,000円也。 学費を教育ローンで払い、奨学金を受け、しゃかりきでバイトをすれば、仕送りは当てにしなくてもすむ感じ?!でも、学費が高い。調理界の東大だから仕方ないか・・・。 とは言え、岡山、広島辺りにある他校のオープンキャンパスへも18切符を使って、娘単独で行って見る?と勧めています。 ある旦那の同級生は、同じく辻調から、あるホテルに入り、結局、家業の飲食店を継ぐため帰郷していらっしゃるのですが、彼曰く、もし、行ける所があるのなら、4大へ行っておく方が良いんじゃないとのこと。彼自身、自分が高卒であることで、引け目を感じたことが幾度かあるし、大きな組織で、上に上がるためには、やはり学歴は必要との見解。調理の道を究めて、どこを目指すかで進路の選び方が変わるよ、とのアドバイス頂きました。 娘は、そんな、実地で調理の道を歩んでいらっしゃる方の話を聞くのが興味深く、参考にもなるようす。最終的な決定までは、もう少し、時間があるので、しっかり、悩んで決めたいと思います。 ただ、それに付けても、専門学校のオープンキャンパスへ行くための学割証を発行して頂けなかったことは、娘には大いに悲しみをもたらしたようで、負った傷には軽く絆創膏を貼っておくとして、親としては、一応、先生の意図をお尋ねしなくてはならないかな・・・と思っているところです。なんだか、子供の喧嘩に親が出るような気がして、気が引けるのですが、娘が幾ら先生と話しても、私は納得できないだろうし。電話でも掛けて見るかな、と思っています。