おじゃたん家[ojatan-chi]

久々に開催された、松崎晴雄先生の「日本酒市民講座」へ。


今回は～新しい地酒のスタンダード～というテーマで、産地オリジナルブランド（例：山形のDEWA33等）や、原産地呼称制度（例：長野県や佐賀県等）の開発～今後の展望までについての講義と、10銘柄のお酒を試飲した。

今回は・・・
講義中の試飲酒が　10銘柄分
その後の懇親会で更に　7銘柄分
お料理の写真が　5品分
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計 　22画像。てんこ盛り･･･


【試飲酒リスト】(太字は講義資料転用です)

１　「あじわいもよう　特別純米酒（愛知・神杉酒造）」
　　AL度数:15～16　日本酒度:+2　酸度:1.5
　　原料米:夢山水　精米歩合:60％　使用酵母:KTN-2

太めの味ではない・甘め・ほんの一瞬焼酎感が若干した


２　「会津ほまれ　純米酒『夢の香』（福島・ほまれ酒造）」
　　AL度数:15～16　日本酒度:+4　酸度:1.4
　　原料米:夢の香　精米歩合:58％　使用酵母:うつくしま夢酵母
　　福島新ブランド酒「夢の米・夢の酒」

さわやなで清々しい香り・甘味あり・さらりとしてる


３　「最上川　純米吟醸　『北国浪漫』（山形・最上川酒造）」
　　AL度数:15～16　日本酒度:+1～+3　酸度:1.2～1.4
　　原料米:出羽燦々　精米歩合:50％　使用酵母:山形酵母(麹菌は山形オリーゼ)
　　純正山形酒審査会認定証｢DEWA33｣

綺麗な女性が頭に浮かんだ・やわらか・後味若干苦味を感じた


４　「特別純米酒　純越後（新潟・大洋酒造）」
　　AL度数:15～16　日本酒度:+2　酸度:--
　　原料米:五百万石　精米歩合:60％　使用酵母:--
　　新潟県清酒産地呼称協会

下の白山誉の後に飲んだら酸味を感じた


５　「特別本醸造　白山誉（石川・吉田酒造店）」
　　AL度数:15～16　日本酒度:--　酸度:--
　　原料米:--　精米歩合:55％　使用酵母:--
　　白山菊酒呼称統制機構

ふっくら、ほがらか感


６　「千歳鶴　純米酒『北海道の地酒』（北海道・日本清酒）」
　　AL度数:15～16　日本酒度:+4　酸度:1.4
　　原料米:吟風　精米歩合:60％　使用酵母:--

軽いというか緩い感


７　「純米大吟醸　寒月（長野・長野銘醸）」
AL度数:16～17　日本酒度:+1　酸度:1.3　
原料米:美山錦　精米歩合:39％　使用酵母:アルプス酵母　
長野県原産地呼称管理制度

香りはさほど強くない・綺麗でバランスがいい


８　「宮の松　特別純米酒（佐賀・松尾酒造場）」
　　AL度数:16～17　日本酒度:--　酸度:--
　　原料米:山田錦　精米歩合:60％　使用酵母:--
　　佐賀県原産地呼称管理制度

香り複雑・後味はサッパリ・甘酒の上澄液っぽい感

　　
９　「土佐宇宙酒　純米吟醸　宇宙シラギク（高知・仙頭酒造場）」
　　AL度数:15～16　日本酒度:--　酸度:--
　　原料米:風鳴子　精米歩合:55％　使用酵母:宇宙酵母A-14
　　土佐宇宙酒審議会

宇宙でスパーク！風なラベル。パンピーを水で薄めた感を受けた(ｗ)


１０　「土佐宇宙酒　純米吟醸　宇宙の夢（高知・藤娘酒造）」
　　AL度数:16～17　日本酒度:--　酸度:--
　　原料米:吟の夢　精米歩合:55％　使用酵母:宇宙酵母CEL-19･CEL-11　
　　土佐宇宙酒審議会

前品より酸味を感じる


ここまでが、講義試飲酒で
↓
ここからが、更に懇親会で提供されたお酒とお料理



貝の尾っぽ(?)部分取り出しに格闘。自分だけでなく、同行のゆっこりんやお隣のＫ様も格闘・・
貝と一緒に盛られているのは、鶏の揚げ物(カレー味)


続いてお刺身

「梅錦」

愛媛・梅錦山川
麹米:玉栄　掛米:八反錦　精米歩合:80％　日本酒度:+6　酸度:1.6


「奥の松　吟醸」

福島・奥の松酒造



ふきのとう・こごみ・タラの芽など、春の恵みの天ぷら
かすかに感じる苦味に酒がすすむ。

「みやさか　純米吟醸山廃50　生酒　2004」

長野・宮坂醸造
原料米:美山錦　精米歩合:50％　
日本酒度:-2　酸度:1.8　AL度数:16～17
「タイミングが遅くなってしまって」と松崎先生が言いながら出された「みやさか」松崎家２年熟成物。
ほのかな山吹色。ありありとした熟成香はなし。深くてまろやかでバラけた感がない。ojaと周りの方の間では一番人気となる。


「愛乃澤　純米酒」

栃木・相沢酒造
原料米:山田錦　精米歩合:70％　AL度数:17～18


「歓喜光　蔵原酒」

奈良・酒田酒造
原料米:アスカミドリ　精米歩合:65％
日本酒度:+2　酸度:1.6　AL度数:18.3
幼少の頃、父の飲んでた日本酒を、父の背中を見ながら、隠れ飲みした時のお酒を思い出す味、威厳のある爺さんのような印象だが・・・(下の料理以下に続く)



焼き鴨の下にひそむ、グラタン調ポテトと一緒に頂くと、イメージが一転。Ｋ様曰く「お爺さんがちょっと色気が出て艶っぽくなった感じ」・・ん～なるほど。


「千古乃岩　特別本醸造」

精米歩合:60％　日本酒度:+6
ラベルに引き込まれていったoja。牛？牛だ！

「戦艦大和搭載酒　男たちの大和」

映画「男たちの大和」公式酒。先日から、呉付いている、oja。ちなみにこの「男たちの大和」や現在公開中の「海猿」は、大和の故郷である、呉の海上自衛隊で撮影されたそうだ。



そして〆のご飯。
いりこ入りのおこわに、なめこのお味噌汁と片口に盛られたお漬物。
広島で頂いた筍の煮物にはいりこが使われていて（これは我が家の方でもあることなのだが）、おからにジャコが入っていたのに、とても驚いたと話たら、西日本出身のＫ様曰く、西の方ではいりこやジャコをよく使われるということで、「へぇ～へぇ～」と連呼。
ライターのＫ様も郷土食に注目されているそうで、いい勉強となった。



これが2時間半に起きた出来事。
かなり濃厚な、話題も酒もてんこ盛り、楽しく愉快な2時間半。


お付き合いいただきありがとう御座いましたm(__)m