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カテゴリ:日本酒
ウイメンズ日本酒会主催の勉強会に参加。
今月は「酒米の違いを知る」 酒米の特長などの講義後、実際に酒米の違いで味わいがどれだけ違うか飲み比べるというもの。 本日の講師は、紀州和歌山は名手酒造店(黒牛)の名手専務さん。 -----講義の内容----- 酒米といえば、やはり一番有名なのが「山田錦」 その山田錦にも、栽培される田圃に「特A地区」など地域でランク付けがあり、さらに粒の大きさやなどでも細かくランク付けされているという。当然、お値段の差も生じてくるのだ。 栽培期間や収穫時期も酒米のもつ特性によって変わり、晩稲の山田錦に対し、美山錦・五百万石はその年の夏が暑いと、9月には刈り入れてしまうという。 味わいについても一般的に、「山田錦の秋あがり」といわれ、春に絞った酒を一夏越して秋に飲むと味のりがして旨いといわれ、山田錦と相性のいい9号酵母は、秋に飲む酒としてピッタリのコンビと言われている その逆に「雄町」は春の新酒時季に飲むに適しているといわれ、秋あがりしない米と言われているそうだ。 ----------- というような酒米の講義を聞きながら、各酒米の飲み比べにはいる。 「山田錦」「雄町」「美山錦」「五百万石」4種類のお酒を飲み比べる。 「山田錦」 黒牛・純米吟醸(和歌山・名手酒造店) 連想した言葉・・器量良しの美人・透明・綺麗・「フフッ」・クセがない・日本酒飲みつけない方向き 「雄町] 酔機嫌・手作り純米吟醸(岡山・ヨイキゲン) 連想した言葉・・落ち着いた男性・クセあり・燗・好みがわかれる・酸っ・複雑・個性・oja好 「美山錦」 天領譽・特別純米(長野・天領譽酒造) 連想した言葉・・純真な女の子・素直・スーッ・アタックなし・風 「五百万石」 越後鶴亀・蔵元相伝純米吟醸(新潟・上原酒造) 連想した言葉・・中高の男子生徒・硬派 飲み比べ中には、珍しいおにぎり。 精米歩合70%山田錦を炊いて、おにぎりにしたもの。 中央に心白(しんぱく:でんぷん質のこと)がみられる。 炊き加減にもよると思うが、このおにぎりはちょっと粘度が低く、口に入れると米自体がホロホロと崩れる感じ。 味は、米粉で作った餅のようなほのかな甘味がある。 例えると・・うちの田舎(青森)の「豆しとぎ」の加熱する前のものとかといっても、なかなか一般的には出回っていないので、市販されているものだと、秋田物産館とかで売られている「干し餅」をそのままバリボリした味に近かったかな。(oja-過去の味覚データ参照) でも米の違いだけで、酒の味は決まるわけではない。酵母や環境による違いも大きいと名手専務。 最後の方にはすっかりいい気分になられてて、勉強チックに始まった講座も最後にはなごやかな雰囲気になってた。 これぞ、日本酒パワーと実感。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月03日 15時30分16秒
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