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テーマ:楽天写真館(356022)
カテゴリ:樹木
☆9月25日から28日まで、静岡県富士宮市へ行きました。田貫湖周辺などで自然観察をしました。静岡県富士宮市での自然観察を紹介しています。リョウブの果実です。(2017年9月26日撮影)。
☆リョウブは、北海道南部から九州の山中の落葉樹林に生えるリョウブ科リョウブ属の落葉小高木です。樹高は3~7メートル程度で、幹は樹皮が剥げ落ちるとなめらかになり茶褐色です。 ☆リョウブの葉は互生で、枝先に集まってつきます。 ☆リョウブの葉は、長さ6~15センチ、幅2~7センチの倒卵状長楕円形で、先端は短く尖り、基部はくさび形、縁には鋭い鋸歯があります。 ☆昨年夏に撮影したリョウブの花です。リョウブは、枝先に数本の総状花序を円錐状につけます。(2016年8月1日撮影)。 ☆リョウブの花は、白い長楕円形の花弁が5枚で、花弁の先は少しくぼんで縁に小さな歯牙があります。蕾を見ると、釣鐘型の萼が見え、先が5つに分かれています。(2016年8月1日撮影)。 ☆リョウブの果実は蒴果(さくか)で、直径3~4ミリの球形です。リョウブの果柄の先端は曲がり、果実はさまざまな方向を向いています。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。 ☆リョウブの果実は球形で、毛が密生しています。先が5つに分かれた釣鐘型の萼が残っているのが見えます。果実は、熟すと3つに割れて、多数の小さい種子を出すそうです。 ☆リョウブ(令法)の名は、律令国家(平安時代初期~中期)の時代に、飢饉などの際に食用にする救荒植物として領主などが農民に対し田畑の面積を基準として、一定量のリョウブの植栽および葉の採集と貯蔵を命ずる官令すなわち「令法」で栽培を奨励したことから、「令法(リョウホウ)」が転訛して「リョウブ」となったという説が一般的だそうです。また、長く伸びて咲いている花序を竜の尾に見たてた「竜尾(リュウビ)」から転訛したという説もありました。 ☆リョウブの花言葉は、「あふれる思い」だそうです。白い花をたくさんつけることから名づけられたのでしょうか。(2016年8月1日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.22 05:01:25
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