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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.01.10
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カテゴリ:樹木
☆昨年10月9日から11日まで、福島県の裏磐梯に行きました。秋の裏磐梯での自然観察を紹介しています。カンボクの果実です。(2017年10月10日撮影)。
  • カンボク01.jpg

☆カンボクは、北海道から本州中北部の山地の日当たりがよくやや湿った林の縁などに生えるレンプクソウ科ガマズミ属の落葉小高木です。高さは、6メートルに達します。ガマズミ属はスイカズラ科に分類されていましたが、APG植物分類体系ではレンプクソウ科に分類されているそうです。
  • カンボク02.jpg

☆カンボクの葉は対生し、広卵形で中ほどまで3つに分かれています。裂片は先が尖り、粗い鋸歯があり、中央の裂片は伸長するものもあります。葉の形で、ガマズミ属の他の種と区別できるようです。
  • カンボク03.jpg

☆カンボクの花期は5~7月で、散房花序が短い側枝の先に2対の葉とともにつくそうです。小さな両性花の周りに、5枚の萼片がある白い装飾花(不稔)がついているそうです。8月から10月に、果実が赤く熟します。
  • カンボク04.jpg

☆カンボクの果実は、長さ6~9ミリのやや球形の濃赤色の液果で、苦くて食べられないため、葉が落ちた後も赤い実をつけたまま冬を越すそうです。液果(漿果)とは、3層からなる果皮のうち、中果皮または内果皮が多肉質で水分が多く、軟らかい果実のことだそうです。
  • カンボク05.jpg

☆カンボク(肝木)の名は、「肝」はかんじんかなめの意で、古くは切傷木(せっしょうぼく)とも呼ばれましたが、打撲や捻挫の救急薬に用いられたことによるという説がありました。
  • カンボク06.jpg

☆カンボクの花言葉は、「年齢を感じる」だそうです。どんな由来があるのでしょうか。





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Last updated  2018.01.10 05:28:35
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