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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.01.14
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カテゴリ:樹木
☆昨年10月9日から11日まで、福島県の裏磐梯に行きました。秋の裏磐梯での自然観察を紹介しています。シロヤナギの木と虫えい「ヤナギエダマルズイフシ」です。(2017年10月10日撮影)。
  • シロヤナギ01.jpg

  • ☆シロヤナギは、北海道から本州の東北地方に分布し、河畔に多く見られるヤナギ科ヤナギ属の落葉高木です。樹高は、20メートルにもなります。
  • シロヤナギ02.jpg

  • ☆シロヤナギは、樹皮や葉の裏が白いので名づけられたそうですが、白い幹です。
  • シロヤナギ03.jpg

  • ☆シロヤナギの葉は、長楕円状披針形ないし披針形で、長さ5~11センチ、幅1~2センチで、先は鋭く尖っており、縁には細かい鋸歯があります。葉の裏面は、シロヤナギの名前の通り粉白色です。枝に虫えい(虫瘤)が見えるのが気になります。
  • シロヤナギ04.jpg

  • ☆シロヤナギの虫えいは、ヤナギエダマルズイフシです。ヤナギエダマルズイフシは、ヤナギマルタマバエによってシロヤナギなどの小枝に形成される準球形ないし紡錘形の木質の虫えいで、大きさもさまざまです。
  • シロヤナギ05.jpg

  • ☆ヤナギエダマルズイフシは、直径5~18ミリ、長さ8~20ミリ、表面は滑らかで緑色、日があたる部分はやや褐色をおび、虫えいが成熟すると表面の皮が鱗状に浅く縦にささくれて茶褐色に変色します。
  • シロヤナギ06.jpg

  • ☆虫えいの中に紡錘形の幼虫室があり、中に幼虫が1匹入っているそうです。虫えいは8月上旬に出現しはじめ、8月下旬までには大きくなって目立つようになり、9月下旬にはほぼ完成し、幼虫は虫えい内で越冬し、翌年の春に蛹化するそうです。
  • シロヤナギ07.jpg

  • ☆シロヤナギ(白柳)の名は、芽出し時期に新葉が白い毛に覆われることや枝にも白い毛があり、樹全体が白っぽく見えることから名づけられたそうです。樹木全体が白っぽい印象です。
  • シロヤナギ08.jpg





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    Last updated  2018.01.14 05:05:08
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