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テーマ:楽天写真館(356036)
カテゴリ:樹木
☆昨年10月9日から11日まで、福島県の裏磐梯に行きました。秋の裏磐梯での自然観察を紹介しています。タニウツギの果実です。(2017年10月10日撮影)。
☆タニウツギは、北海道西部から本州(東北・北陸・山陰地方)にかけて日本海型気候の山地に自生するスイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木です。下部からよく分枝して株立ちになり、高さ5メートルほどになります。花の色が美しいため、古くから庭園などに鑑賞目的で植栽されているそうです。 ☆タニウツギの樹皮は、灰褐色で、縦に裂けて剥がれ落ちるそうです。 ☆タニウツギの葉は対生で、葉身は長さ4~10センチ、幅2~6センチの卵状楕円形です。 ☆タニウツギの葉の先端は鋭く尖り、基部は円形から広いくさび形で、縁には細かい鋸歯があります。 ☆タニウツギは、5~6月に枝先や上部の葉腋に桃紅色または紅色の花を2~3個ずつつけます。花冠は長さ2.5~3.5センチの漏斗形で、先は5つに分かれています。花後に、萼片の下部にあって細長く花柄のように見える子房が膨らんで、円柱状の果実ができます。 ☆タニウツギの果実は蒴果(さくか)で、長さ1.2~1.8センチの細い円筒形です。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。 ☆タニウツギの果実は、10月頃熟すと上部が2つに分かれて、長さ1ミリほどの楕円形の種子を多数出し、種子の周囲には翼があるそうです。 ☆タニウツギ(谷空木)の名は、谷間などに多く生えていることから「谷」の「空木」と名づけられました。空木(うつぎ)とは、茎の中の髄が消失して中空になる木を言いますが、タニウツギは中空ではなく白い髄が詰まっているそうです。 ☆タニウツギの花言葉は、「豊麗」「豊かで美しい」「豊穣」などだそうです。「豊麗」「豊かで美しい」は桃紅色または紅色の花に由来するのでしょうか、「豊穣」は田植えの時期に花が咲くため「田植え花」とも言われていることに由来するのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.01.15 05:00:08
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