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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,300回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[3]】はニシキギ科の植物で、第5回はマユミです。(2013年11月15日撮影)。
☆マユミは、北海道から九州の山地に生えるニシキギ科ニシキギ属の落葉低木または小高木です。高さは3~5メートルですが、10メートルになるものもあるそうです。なお、マユミは雌雄異株と書いている資料もありますが、雌蕊が短い花をつける個体があって結実しにくい傾向があるそうなので、雌雄同株とするのが適切なようです。(2015年11月3日撮影)。 ☆マユミの今年枝は緑色で、その後樹皮は灰褐色になり、老木になると縦に筋が入って少し裂けるそうです。マユミの葉は対生で長楕円形、縁には細かな鋸歯があります。(2013年11月15日撮影)。 ☆マユミは、今年枝の葉より下の芽鱗痕の腋から集散花序を出し、緑白色の小さな花を1~7個つけます。(2012年5月17日撮影)。 ☆マユミの花は、直径が約1センチ、花弁が4枚、雄蕊が4本、雌蕊花柱の先端は4つに分かれています。(2012年5月17日撮影)。 ☆マユミの果実は、直径約1センチの蒴果(さくか)で、10~11月に淡紅色に熟します。果実には、4つの陵があります。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。(2015年11月3日撮影)。 ☆マユミの果実は、熟すと果皮が中央から4つに分かれていきます。(2013年11月15日撮影)。 ☆マユミの1つの実には、赤い仮種皮に包まれた種子が4個あります。マユミの種は、人間が食べると吐き気や下痢を起こすそうですが、秋や冬にはヒヨドリやメジロなどの野鳥が食べにくるそうです。(2013年11月15日撮影)。 ☆マユミ(真弓、檀)の名は、この木の材質が強くて良くしなるので、弓を作る材料に使われたことに由来するそうです。今では、マユミの材は、印鑑や櫛、こけしや将棋の駒に利用されているそうです。(2013年11月15日撮影)。 ☆マユミの花言葉は、「真心」「艶めき」「心に潜んだ」「あなたの魅力を心に刻む」などだそうです。(2009年12月5日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.07 06:06:50
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