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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,300回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[4]】はブナ科の植物です。第2回は、コナラ属のコナラです。(2009年10月11日撮影)。
☆コナラは、北海道から九州の日当たりの良い山野にふつうに生えるブナ科コナラ属の落葉高木です。幹は高さ15メートル、直径60センチになります。(2012年3月25日撮影)。 ☆コナラの樹皮は灰白色で、縦に不規則な割れ目があります。(2012年3月25日撮影)。 ☆コナラの葉は互生で、葉身は倒卵楕円形、縁には尖った鋸歯があります。(2013年9月30日撮影)。 ☆コナラは雌雄同株・雌雄異花で、花期は4~5月です。枝先から垂れ下がる雄花序が目立ちます。(2012年4月23日撮影)。 ☆こちらが雄花序です。軟毛が生える雄花の花被は5~7つに分かれており、雄蕊は4~6個あるそうです。下の方の雄花は、数本の花糸と葯が見えます。一番上の花は、葯が開いて花粉を出しているようです。(2016年4月12日撮影)。 ☆雌花序は、枝の上部の葉腋に2~3個の花がつきます。右側の花は、軟毛が生える総苞から雌蕊柱頭が伸びているのが見えます。雌蕊の柱頭は3つに分かれているそうですが、左側の花は雌蕊柱頭が3つに分かれているようです。(2016年4月12日撮影)。 ☆花期から半年後の秋には、果実が熟してきます。(2013年9月30日撮影)。 ☆コナラの果実です。殻斗は杯状で、総苞片は瓦重ね状に密生しています。(2009年10月11日撮影)。 ☆コナラ(小楢)の名は、ミズナラの別名であるオオナラ(大楢)に対して小ぶりであることから名づけられたそうです。「ナラ」は、葉が広く平らであることから「なら」、枝に残った葉が風に鳴る(ナル)ことから、若葉・若枝がしなやかなので「ナラナラ」から、若葉の軟らかいさまの「ナヨナヨ」からなどの説がありました。軟毛が密生している若葉を見ると、若葉の軟らかいさまの「ナヨナヨ」からに由来すると思われました。(2016年4月12日撮影)。 ☆コナラの花言葉は、「勇気」「独立」などだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.12 05:36:53
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