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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,300回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[4]】はブナ科の植物です。第3回は、コナラ属のミズナラです。(2017年10月10日撮影)。
☆ミズナラは、北海道から九州の山地に生えるブナ科コナラ属の落葉広葉樹です。高さ25メートル、直径1.5メートルに達します。樹皮は灰褐色で、深く不規則な裂け目があります。 ☆ミズナラの葉は互生し、枝の先に集まります。葉柄は無いか、ごく短いのがミズナラの特徴です。 ☆ミズナラの葉の葉身は倒卵状長楕円形で、基部はくさび形に狭くなり、縁には大型の鋸歯があります。全般的にコナラに似ていますが、葉は長さ8~14センチメートルと大きく、逆に葉柄は2 ミリメートル以下と短いのがミズナラの特徴です。 ☆ミズナラは雌雄同株・雌雄異花で、花期は5月ですが、花の時期には観察できませんでした。花期から半年後の秋には、果実が熟してきます。 ☆ミズナラの堅果は卵状楕円形で、長さ1.5~2.5センチメートル、濃褐色に熟します。殻斗は杯状で、総苞片は瓦重ね状に密生しています。殻斗はコナラに比べて大きく、堅果の3分の1以上を包みこんでいます。 ☆ミズナラ(水楢)の名は、材に大量の水分を含み燃えにくいことから名づけられたそうです。「ナラ(楢)」は、葉が広く平らであることから「なら」、枝に残った葉が風に鳴る(ナル)ことから、若葉・若枝がしなやかなので「ナラナラ」から、若葉の軟らかいさまの「ナヨナヨ」からなどの説がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.13 05:02:12
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