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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,300回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[4]】はブナ科の植物です。第4回は、コナラ属のシラカシです。
☆シラカシは、本州(福島県・新潟県以西)・四国・九州に生えるブナ科コナラ属の常緑高木です。幹は高さ20メートル、直径80センチになります。生垣や庭園に植栽され、防風林にも利用されます。 ☆シラカシの葉は互生し、狭長楕円形で、上半部にやや鋭く低い鋸歯があります。 ☆シラカシは雌雄同株・雌雄異花で、花期は5月です。シラカシの花は、雄花序は長さ5~12センチメートルで、新枝の下部などから垂れ下がります。雌花序は新枝の上部の葉腋に直立して、雌花を3~4個付けるそうです。雄花序が垂れ下がっており、そこから上に伸びる新枝に雌花序が見えるようです。シラカシの若葉は、写真のように褐色、あるいは紫褐色を帯びています。 ☆新枝のつけ根から、たくさんの雄花序が垂れ下がっています。 ☆褐色の苞の中から雄花が出ていますが、まだつぼみのようです。雄花は花被が3~6つに分かれ、雄蕊は3~6個あるそうです。 ☆雌花序が新枝の上部の葉腋に直立しており、雌花を穂状に7個付けています。花柱は3個あり、扇形で反り返るそうです。 ☆これも雌花序が新枝の葉腋に直立しており、雌花をそれぞれ7個付けています。 ☆花期から半年後の秋には、果実が熟してきます。殻斗は半球形で、総苞片は合着して6~8個の輪を作ります。 ☆シラカシ(白樫)の名は、材がアカガシよりも白っぽい淡い色であることから名づけられた説や、葉の裏が白っぽいことから名づけられたという説があるそうです。 ☆シラカシの花言葉は、「勇気」「力」「長寿」などだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.14 06:13:01
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