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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,300回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[4]】はブナ科の植物です。第5回は、コナラ属のクヌギです。(2013年10月4日撮影)。
☆クヌギは、本州(岩手県・山形県以南)・四国・九州に生えるブナ科コナラ属の落葉高木です。幹は高さ15メートル、直径60センチになります。(2012年3月25日撮影)。 ☆クヌギの樹皮は灰褐色で、やや深めに不揃いに割れます。深い割れ目の底が、褐色に見えます。コナラの樹皮と比較すると、暗い灰褐色で縦に割れ目がある厚いコルク層が均一な形で詰まっている印象です。(2012年3月25日撮影)。 ☆クヌギの葉は互生し、葉身は長楕円状披針形で先が尖っています。縁には針状の鋸歯があります。(2014年7月29日撮影)。 ☆クヌギは雌雄同株・雌雄異花で、花期は4~5月で、葉の展開とともに花が咲きます。新枝の下部から、穂状の雄花序が多数垂れ下がります。(2012年4月23日撮影)。 ☆枝先から垂れ下がる雄花序が目立ちます。雌花は、新枝の上部の葉腋に1~3個付きますが、小さく目立たないので確認できません。(2012年4月23日撮影)。 ☆クヌギは、花期から1年半後の翌年秋に果実が熟します。(2013年10月4日撮影)。 ☆クヌギの果実です。堅果はコナラなどと違い直径2センチほどの大型の球形です。殻斗は半球形で、広線形の総苞片が螺旋状に密につき反り返ります。総苞片は上部のものほど長く、長さ1センチほどになります。(2013年10月4日撮影)。 ☆クヌギの幹から樹液が出ているところには、アカボシゴマダラ、カナブン、カブトムシ、シロテンハナムグリ、スズメバチなどがやってきます。写真は、カナブンです。(2012年7月15日撮影)。 ☆クヌギ(櫟、橡、柞、椚)の名は、国の木(クニノキ)、食の木(クノキ)、薪の木(クノキ)、栗似木(クリニキ)、木の木(クノキ)などに由来するそうです。(2012年3月25日撮影)。 ☆クヌギの花言葉は、「穏やかさ」だそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.15 05:55:31
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