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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,300回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[4]】はブナ科の植物です。第8回は、シイ属のスダジイです。(2012年10月27日撮影)。
☆スダジイは、本州(福島県・新潟県以西)・四国・九州の暖地の海岸沿いに多いブナ科シイ属の常緑高木です。社寺や庭園にも植えられています。(2012年10月29日撮影)。 ☆スダジイの幹は上方でよく分枝し、多数の葉を茂らせ丸みのある大きな樹冠になります。幹は高さ20メートル、直径1メートルになります。(2012年10月29日撮影)。 ☆スダジイの葉は互生し、2列に並び、斜め上方に開出します。葉身は、やや厚い革質で、披針形または楕円状卵形、縁は全縁か上半部に波状の鋸歯があります。表面は深緑色ですが、裏面は灰褐色です。(2015年8月24日撮影)。 ☆スダジイは雌雄同株・雌雄異花で、花期は5~6月ですが、花の時期には観察できませんでした。堅果は、1年半後の翌年秋には熟します。写真は8月末に撮影したものですが、前年にできた果実が大きく成長してきているのが見えます。(2015年8月24日撮影)。 ☆8月末に撮影した写真です。前年にできた果実が、1年2カ月ほどで大きく成長してきています。(2015年8月24日撮影)。 ☆スダジイの殻斗は卵形で先は尖り、鱗片状の突起は合着していますが、先端部は離生して環状に配列しています。(2015年12月9日撮影)。 ☆スタジイの殻斗は、熟すと先端が3つに分かれてきます。堅果は、卵状の長楕円形で、長さは12~21ミリです。(2013年10月10日撮影)。 ☆スタジイの堅果は、いわゆる「椎の実」で、渋みがなくアク抜きせずに食べることができます。(2012年10月27日撮影)。 ☆スダジイの名は、名前の由来も漢字表記もわからないそうです。なお、「スダジイ」の名前は、「素台木」を語源とし、シイタケ造りの基礎となる台木的な椎(しい)の木という意味を表わすものであるという説もありました。(2012年10月29日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.18 05:22:57
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