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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年半、連載は連続2,300回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[4]】はブナ科の植物です。第12回は、ブナ科の堅果(ドングリ)の芽生えです。(2014年4月7日撮影)。
☆2014年と2016年、そして2018年の春は、コナラとクヌギの堅果(ドングリ)の芽生えを観察できました。(2014年4月7日撮影)。 ☆調べてみると、ブナ科の堅果(ドングリ)は乾燥に弱いので、地上に落ちて乾燥して中の水分がなくなってしまうと、発芽能力を失って芽が出ないそうです。2014年と2016年、そして2018年の春、雪が融けた後のドングリの芽生えという共通性を考えると、雪の下で十分な水分を得て発芽の条件ができたと考えられます。(2014年3月11日撮影)。 ☆細長いコナラのドングリで、根は堅果のどちらから出るのかを観察してみました。堅果の尖った先端部から、果皮を突き破って根を伸ばしています。根は、ドングリの先端部から出ることが確認できます。(2016年2月13日撮影)。 ☆丸いクヌギのドングリです。やはり、先端部から出た根を土の中に伸ばしています。(2014年4月7日撮影)。 ☆ドングリの割れた果皮の中に、双子葉植物の特徴である2枚の子葉が見えます。(2016年2月13日撮影)。 ☆2枚の子葉は、肉質で栄養分を蓄えています。ドングリに胚乳はありませんが、子葉に蓄えられている栄養分を利用して発芽し成長します。(2014年3月11日撮影)。 ☆2枚の子葉の間から、茎が伸び葉も伸びてきます。(2014年4月7日撮影)。 ☆この若葉は、大木になったコナラの若葉と同じように白っぽい色で、葉には薄っすらと細い毛が見えています。(2014年4月7日撮影)。 ☆10月に観察したクヌギの幼木です。高さは20センチ程度、春に芽を出し成長したものでしょうか。(2014年10月2日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.22 05:42:13
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