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テーマ:楽天写真館(356025)
カテゴリ:樹木
☆9月6日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(16回目)に行きました。その内容を紹介しています。コアカソの花です。(2019年9月6日撮影)。
☆コアカソは、本州から九州の日当たりの良い湿った谷沿いに多いイラクサ科ヤブマオ属の落葉小低木です。高さは、1メートルほどになります。枝は多数分枝し、株立ち状になります。なお、よく似たクサコアカソについては、2019年9月11日の日記で紹介しました。 ☆コアカソは、1年枝は基部が緑色で上部が赤色になります。2年目以降の茎の下部は木質化して、よく分岐します。茎の下部が木質化するのが、イラクサ科ヤブマオ属の中でコアカソの際立った特徴です。樹皮は灰褐色です。 ☆コアカソの葉は対生で、葉身は長さ4~8センチの菱状卵形です。 ☆先端は尾状に長く尖り、縁に深い8対ほどの鋸歯があり、表面には光沢があります。葉脈は、3主脈です。葉柄は長さ2~5センチ、無毛で赤みを帯びます。 ☆コアカソの花期は8~10月で、雌雄同株、雄花序も雌花序も穂状です。枝の上部の花序に雌花、枝の下部の花序に雄花がつきます。 ☆雌花序は、多数の雌花が合着して球形の集合花となり、さらに穂状花序を形成します。白い糸状に見えるものが花柱です。雄花序は、見つかりませんでした。 ☆コアカソの果実は痩果(そうか)で、1つは1ミリ前後で花被片に包まれており、球形の集合果が多数で果穂を作り、重くなって通常は下垂します。「痩果(そうか)」とは、一つの種子が薄くて堅い果皮の中に包まれている果実のことです。 ☆コアカソ(小赤麻)の名は、茎や葉柄が赤いのがアカソ(赤麻)に似ていますが葉が小型なので名づけられました。アカソ(赤麻)の名は、茎や葉柄が赤いこと、茎は繊維の材料になりアサ(麻)に相当することに由来します。 ☆コアカソの花言葉は、わかりませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.11 05:15:46
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