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テーマ:楽天写真館(356019)
カテゴリ:山野草と樹木
☆6月9日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(9回目)に行きました。その内容を紹介しています。ウリノキの花です。長さ3~3.5センチの線形の6~8個の花弁が、外側に強く巻いています。「くるりんぱ」でかわいい印象です(2022年6月9日撮影)。
☆ウリノキは、北海道から九州の山地の林内に生えるミズキ科ウリノキ属の落葉低木です。高さ3メートルほどになります。ウリノキ科に分類されていましたが、APG分類体系ではミズキ科に分類されました。 ☆ウリノキの花については、2019年8月18日の日記で詳しく紹介しました。 ◎ウリノキの花(2019年8月18日の日記)。 ☆ムヨウランの花です。広葉樹林下でひっそりと咲いています。 ☆ムヨウランは、本州(岩手県以南)・四国・九州・沖縄の落葉広葉樹林、常緑広葉樹林などの林床に生えるラン科ムヨウラン属の地生の多年草です。 ☆ムヨウラン(無葉蘭)名は、文字通り葉がないことに由来します。ムヨウランについては、改めて詳しく調べて紹介したいと思います。 ☆ギンリョウソウの花です。鱗片葉がつく茎が伸び、花冠の中に周りが紫色の雌蕊柱頭が見えています。 ☆ギンリョウソウは、日本全土の山地の林中の湿り気のある腐植土の上に生えるツツジ科ギンリョウソウ属の多年草です。開花時期は4~8月で、地下から花茎を伸ばし、先端に一輪の花をややうつむきに咲かせます。 ☆こちらは、花冠の裂片がとれて子房が成長してきたギンリョウソウです。周りに10個の雄蕊が見えています。 ☆ギンリョウソウ(銀竜草)の名は、全体に白色で下向きに咲く花と鱗片に包まれた姿を竜に見立て名づけられました。別名は、その姿が幽霊に見えることからユウレイタケ(幽霊茸)です。花言葉は、「はにかみ、そっと見守る」だそうです。ギンリョウソウについては、改めて詳しく調べて紹介したいと思います。 ☆テイカカズラの花です。花は芳香があり、白色から淡黄色に変化します。花冠は5つに分かれ、裂片はねじれています。 ☆テイカカズラは、本州から九州の常緑樹林の林内に生えるキョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木です。テイカカズラ(定家葛)の名は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、テイカカズラに生まれ変わって式子内親王の墓にからみついたという伝説によるそうです。テイカカズラについては、改めて詳しく調べて紹介したいと思います。 ☆ウメガサソウの花を見かけました。近くでは撮影できませんでした。 ☆苞葉の途中から花序を出しているボダイジュの花の蕾です。 ☆ボダイジュは、中国原産で日本に渡来したアオイ科シナノキ属の落葉高木です。 ☆ボダイジュの花が開花した時に観察できましたら、再度紹介します。なお、2017年に北海道で観察したボダイジュと同じアオイ科シナノキ属のシナノキを紹介したことがあります。参考にしてください。 ◎シナノキの花(2017年6月28日の日記)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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