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2008年06月10日
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カテゴリ:教育・子育て
日本の公教育、どこかおかしいと思いませんか?

私は公立の小中高と通い、大学も国立ですので、

たまたまずっと公教育を受けてきたわけですが、

こんな時代遅れの教育をまだ続けていいのだろうかと

大変な危機意識を持っています。

こんな教育を将来の子供に受けさせていいものだろうか?

今日はその問題点をまとめてみたいと思います。


●1.学科試験という単一の基準で競争を強いる●

日本の教育でやっていることは、(特に中学以上)

テストという単一の基準(価値観)で生徒の優劣を決めていませんか?

その結果、点数の悪い生徒は劣等感を植え付けられ、

点数のいい人は思い上がってしまわないでしょうか?

競争させると必ず敗者を生みます。

そして敗者はテスト以外の分野で挽回の余地もなく、

いつもまでも敗者の汚名を着せられます。

こうして一生劣等感を引きずるのです。そんな人が大勢います。

人の優劣って、単一の基準で決めてしまっていいのでしょうか?


●2.暗記強制型の教育方針●

簡単に言うと、「理由はいいから、とにかく覚えろ!」的教育です。

知的好奇心を喚起せず、意味もなく暗記させられるのは苦痛です。

しかしこれは、最も短時間に知識を身につけされられる教育方法

とも言えます。


以上の2点、暗記強制型の学習を実践し、

テストという単一の基準で競争を強いるという方法は、

工業化に耐えうる均質で優秀な労働者を育成し、

労働者として有能かどうかという基準で優劣を決定し、

人材を配置していくためにはとても優秀なシステム
だったでしょう。


科学技術レベルを早急に欧米に追いつくことが国是であった

高度成長期は、これでよかったのだと思います。

国として安泰になり、衣食住の欲求を満たすことが

人々の最大のニーズだったでしょう。

なので「いい学校に入って、いい会社で働くのが幸せな生き方なのよ!

だから勉強を頑張りなさい!」と言われても子供は納得できました。

いくら勉強がつまらなくても、頑張って勉強したのです。

しかし、そんな時代はとっくに過ぎたのではないでしょうか?


今の子供はもう衣食住のニーズはほとんど満たされています。

「勉強しなさい!」と親に言われても、

今の子供はピンと来ないんではないでしょうか?

勉強しなくても、衣食住は満たされ生きていけるのですから。


そう考えると学級崩壊も当然と言えます。

無意味と思われることを子供に押し付けている方に無理があります。



衣食住が満たされた現代においては、

本来の学習のあり方である、知的好奇心を駆り立てることを

基本にしないと子供は学習しないと思います。


単にある知識を暗記させるのではなく、

「何でそうなっているの?」という小さな好奇心や問題意識を大切にし、

理由や仕組みを考えさせ、興味をそそらせる必要があるのではないでしょうか?


●3.個性や好奇心を無視した教育 -

いじめ問題、ニートの出現と一生自分探しを続ける悲劇●


また、単一基準で評価するということは、

個性を重視せず、むしろ均質化しようとする教育方針です。

5教科全てが満遍なくできるのが望ましいという考え方は最たる例です。


こうして個性が押さえ付けられ、

個人的な興味を無視した教育を受けると、

自分は何に向いているのか、何をしたい人間なのか

さっぱり分からなくなります。


何に興味があるかも分からず、

ひたすら自分探しのためにさまよい歩き、

結局は好きなことが見つからず衣食住だけしか満たせない、

ニートのような若者が生まれるのです。


退職した方が再度大学で自分探しをするのが活発になってきましたが、

今まで好きなことをしてこなかったことが大きな要因だと思います。

日本人はいかに個性を押し殺してきたことでしょう!

これは外国から見るととんでもなく異常です。


日本人は米を作らないと生きていけない農耕民族だったので、

皆が一致団結して共同作業することが大切でした。

なので日本は歴史的にも均質的な社会を志向する傾向があります

しかしそれでも程度というものがあるでしょう。

しかも今ほとんどの人は米を作らなくてよくなったんです!

そこまで個性を殺さなくてもいい時代になったのに、

いまだに均質化、画一化、そして出る杭は打たれ妬まれます


いじめが問題になるのもここに原因があると思います。

個性を発揮させていたら、自分が安住できる場所が見つかるため、

殊更他人と比較して妬むようなことはないはずです。

皆が同じように振る舞うことが良しとされている暗黙の了解を

学校で植え付けるから、異質な人間を攻撃するのです。

「皆が個性を殺して我慢しているのに、お前だけ個性を発揮するなんて

おかしいだろう?」という気持ちでいじめに走るのかもしれません。


従って、日本の教育システムは、

平均的な子供には大きな苦痛にならないが、

平均から逸脱する子供にはもの凄く苦痛を生むものだと思います。

今の社会は高度成長期のように、皆が同じ方向を向いて頑張るよりも、

むしろ他人ができない個性的な仕事をする人が、

停滞した経済に風穴を開けるためにも重用すべき人材のはずです。

であるにもかかわらず、個性的な、平均から逸脱した人を虐げているのが日本社会です。

今や不登校の生徒数は12万人を超えるそうです。

彼らは行き場がなく、大抵引きこもりになるようです。

本人も家族も大変苦労することと思います。

しかし国はそれらの子供を救済する仕組みを

作っているようには見えません。

ただ学校に来させるように説得しているだけではないでしょうか?

時には登校は義務であると法律論を振りかざして

脅迫してないでしょうか?

恐らく不登校の子供は平均的というより個性的な子供である可能性が高く、

今の社会でこそ本領を発揮できる人材だと私は思っています。

そんな人材を台無しにしているのが今の教育ではないでしょうか?


そんな状況で、民間では奥地圭子さんなどは、

不登校の子供に受け皿となる居場所を与えようと、

東京シューレなどを設立し、
(http://www.tokyoshure.jp/)

限られた資金で奮闘されています。

私も一度見学に行きましたが、心に深い傷を負った子供が

もの凄く明るくのびのびと学習を楽しんでいるのに大変驚きました。

教育の仕方一つで子供はこうも違ってくるのか

ということがリアルに目に焼き付いた経験でした。

しかしこれまでは学校法人の認可が下りず、

当然国からの運営資金の補助がないため、

ある程度裕福な限られた子供しか救えないと嘆いてられました。

今は東京シューレ葛飾中学校が学校法人の認可が下りたそうですから、

ほんの少し奥地さんの社会的な活動が認められたのでしょう。

しかし不登校の問題はまだまだ不十分です。


以上、他にもいろいろ問題はありますが、要約すると、

1.単一基準で競争させ優劣を植え付けること、

2.好奇心を無視した暗記強制型の教育、

3.個性を無視し、むしろ均質化する教育


この3点が最も大きな問題なのではないでしょうか?


そしてこれらの3点を解決した教育方法を採用する学校はないものでしょうか?

これが私の大きな問題意識の一つです。

ここ数年いろいろ探してきましたが、

ようやく私の考えに近いのではないかという学校が見つかりつつあります。


まだ数冊の本しか読んでませんが、

教師と両親が密接に関わり合い、

知識偏重ではなく、子供の欲求や感情をも大切にし、

子供の個性に十分配慮した教育をしているようです。

今回は詳しくは書きませんが、

知るにつれ多方面に渡る知見に驚かされています。

そういうわけで、今一番気になっている学校です。

皆さんは教育についてどう思いますか?

そしてご自分の子供にどんな教育を与えたいですか?





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Last updated  2008年06月11日 01時52分06秒
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