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2008年12月23日
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カテゴリ:教育・子育て
前回が随分と前になってしまいましたが、
お産の歴史を追っていましたのでその続きです。
初めての方は、面白いと思うので、前回と前々回を是非読んでください。

(お産の歴史1)病院出産で仰向けの不自然な姿勢で出産するようになった歴史は、ルイ14世の性癖が起源だった!



(お産の歴史2)病院出産で仰向けの不自然な姿勢で出産するようになったもう一つの理由は、ある画期的発明が起源だった!


これまでは、★産科鉗子の発明と、ルイ14世の性癖と国家権力によって、
 仰向けのお産と、男性による医療行為としてのお産の歴史が始まった


という、現代の産科医でよくあるお産のスタイルが確立された
きっかけとなったことを書きました。

今回はその後の発明と、
それによるお産事情の変化を追っていきたいと思います。

★1847年 麻酔の発明★

次の発明は麻酔でした。
1847年、クロロホルムとエーテルが
麻酔薬として使われ始めました。

(クロロホルムのような塩素系有機溶剤は毒性が強いです。
ダイオキシンも塩素系でご存じの通りの恐るべき毒性です。
化学実験の時、ゴキブリにちょっとかけるだけで瞬時にお陀仏でした。

話が逸れました。
妊婦を麻酔させると、妊婦は息むこともできず、
自力で子どもを産むことはできません。
完全に産科医がお産をコントロールできます。

女性が痛みに無感覚になり、
陣痛が有効に働かない状態では
それが原因で産科鉗子やその他の医療処置を施す可能性が増え、
女性の体が傷つくきやすくなるでしょう。

★1870年代 消毒液の発明★

この頃やっと、消毒液で手を洗うことが
感染の予防に有効であることが分かりました。

ハンガリー出身のゼンメルワイスという産科医が、
手洗いをしない医者に高死亡率の原因があると訴えました。
彼は愚か者扱いされ、精神病院に運ばれる悲運の人でした。
(いつもいい人は迫害を受けますよね~)

しかし、彼の訴え通り、産科医が手洗いをするようになると、
母親と赤ちゃんの死亡率は激減していったんだそうです。


帝王切開

次に帝王切開です。

麻酔と消毒液の発明が、帝王切開を可能としたのです。

確かに帝王切開によって、
難産の時、母子共に救う道が開けたというのは、
画期的なことだと思います。

しかし濫用はいけません。

分娩監視装置が異常を知らせば、
急いで妊婦にメスを入れ、帝王切開で胎児を取り出すのです。

アメリカでは、この分娩監視装置を使うようになって、
従来の聴診器を使う方法に比べて、
3倍から4倍もの確率で帝王切開が行われるようになったそうです。
日本でも恐らく同じ傾向があるでしょう。


まだまだ話は続きますが、長くなりますのでまた次回にします!





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Last updated  2008年12月23日 08時10分55秒
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