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テーマ:恋愛について(2624)
カテゴリ:感動する話
メリークリスマス! 素晴らしい一日でしたか?
今日は前回と同じく、死を覚悟してこそ、生が輝く という別のお話をしたいと思います。 23日はレインボークリスマス~地球に希望の虹をかけよう というイベントで、助産師の岡野真規代(まきよ)さんから聞いたお話です。 お産には時に予想できないような事が起こります。 今回は、無脳児を授かった妊婦さんのお話です。 妊娠した当初は全く問題なく順調に進んでいたのですが、 ある超音波検査にて、頭の部分が全くない無脳児であることが突然判明します。 無脳児の場合、頭がないので自分で呼吸をすることができません。 従って、生まれてから十数時間の命なのです。 普通の病院では、このような場合中絶を強いられます。 しかしこの妊婦さんは、せっかく授かった命には変わらないし、 生後十数時間の命であっても、普通に私の子供として産みたい!と 普通の出産を希望されたのです。 これは人間として、当然の気持ちだと思います。 たとえ短くても、生を全うして欲しいというのは どんな親でも同じはずです。 しかし悲しいことに、普通の病院ではこのような出産は とても相手にしてもらえないのです。 それでその妊婦さんは吉村医院に駆け込んできたのですが、 吉村先生は、よし、やってみようと引き受けてくれました。 幸いその後の経過は順調で、無事出産を迎えることができました。 生まれてから、赤ちゃんは家族みんなに祝福され、抱きしめられました。 赤ちゃんもへその尾がつながっている間は呼吸できるのですが、 へその尾からの酸素供給がなくなり、へその尾を切ると、 赤ちゃんは天国に戻っていきました。 12時間の命でした。 とても短い命でしたが、家族のみんなから愛された一生でした。 そして、家族のみんなにとっても、 一生忘れられないる思い出となったでしょう。 短い命であるからこそ、死と隣り合わせの生であるからこそ、 その生が輝くのではないでしょうか? その妊婦さんにとっては、頭があろうとなかろうと、 同じように愛しくてたまらない子供のはずです。 中絶してまるで機械的に処置されるより、 たとえ短い時間であっても、家族として生を授かったことを祝福し、 出来る限りの愛情を与えられた方が、 妊婦さんや家族にとって どれだけかけがえのない思い出となることでしょう? そして短い時間であっても、愛する赤ちゃんの生と死を経験した家族にとって、 生を輝かせることがいかに素晴らしく大切なことかが 痛いほど身に浸みたのではないでしょうか? ★死を覚悟してこそ、生が輝く★ 妊婦さんや家族にとって、 その後の生き方に大きな影響を与えてくれたことと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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