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2011年11月07日
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カテゴリ:感動する話
ある講演会でウルっときてしまったお話です。
とても大切な教訓が含まれていると思います。
是非読んでみてください。

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ありがとうを伝えたい 
もう一度人を信じたくなる60の話 第二章~より

『1人1秒のプレゼント』

マサと呼ばれている男の子がいた。
マサは右足が不自由でいつも足を引いていた。
だけど体育の授業にもサッカーの練習にも参加するがんばり屋である。
運動会が近づき、クラス対抗リレーの練習が始まった。

そんなある日、マサがしょんぼりして職員室にきて
担任の太田先生に「僕、クラス対応リレーには出ません」と言う。
黙っているマサを説得して、理由を聞き出すと、
マサはクラスの一部の子達が
「マサがいる限り僕らのクラスは一等になれっこない」
と話しているのを偶然に聞いてしまった。
そこで先生に「僕はやめる。僕が走ると負けるから」と言いに来たのだった。

翌朝、太田先生はクラスのみんなにマサがリレーに出ないと言っていることと、
その理由を説明し、最後に
「リレーはみんなが力を合わせることが素晴らしいんだよ。
大切な友達を、傷つけて、優勝したって何がうれしいの」と、問いかけた。

すると一人の男の子が立ち上がって、こう叫んだのだ。

「マサ走れよ。クラスのみんなが一人一秒ずつ速く走れば、
38人で38秒速く走れる。そうしたら勝てるぞ。」

その日から子どもたちは、それは、必死になって、
スタートからバトンタッチの練習をする。
そして、運動会の当日、マサは歯を食いしばって、自分の距離を走り抜いた。

クラスのみんなもマサに一秒をプレゼントするために必死で走る。
よそのクラスは転ぶ子がいたり、バトンを落とすミスも出て、
なんとマサのクラスに優勝が転がりこんだ。
太田先生は涙の向こうの子ども達の笑顔が、まぶしくて仕方がなかった。

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明日はこのお話を紹介してくれた人を紹介します

ありがとうを伝えたい

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Last updated  2011年11月09日 21時40分41秒
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