四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。
町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた…。
何かが起きていた。退屈な日常、管理された学校、眠った町。
全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した!
新鋭の学園モダンホラー。
恩田さんらしい話、といえるのではないでしょうか。
学園ものというと、「六番目の小夜子」を思い出します。
高校生活、なんだか懐かしい気持ちになりました。