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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:韓国映画
1998年に住む青年のもとに届いた手紙は、なんと2000年に住む見知らぬ女性からのものだった・・・。不思議な時間のねじれによって生まれた恋の行方は・・・?
2年という‘時’に隔てられたふたりが、不思議なポストを媒介にして心を通わせていく―― なんとも瑞々しくて、気持が洗われるような恋。そしてロングショットや静けさが断然美しい作品でした。 2000年の現在を生きるウンジュを演じるのは、この翌年製作された「猟奇的な彼女」で人気となったチョン・ジヒョン。 1998年の過去に生きる男性ソンヒョ役はイ・ジョンジェです。 イルマーレ(浜辺の家)を舞台に始まる、手紙のやりとり。 過去にいる利点と、未来を知っている利点を持ったふたりが、互いに傷ついた心を自然と癒しあってゆくのですが... 惹かれていくごとに会いたさが募るけれど、なかなか会えないもどかしさ。 なんとも切ない関係が、時間軸の交差巧みに展開されていくので目が離せません。 主演ふたりが、とにかく素敵。 そこに淡い景色と構図の美しさもプラスされると、非の打ち所がないほど絵になる映画が出来上がりますね~ ウンジュが過去を変えたいと思ってしまったがために、二人の恋は急展開を向かえ、ソンヒュの存在さえも脅かされることとなる後半。 劇的すぎてしまった感のあるこのあたり、なにかしっくりこない部分もでてきます。 ふたりの間にある2年という隔たりの解決の仕方は、好みな作品だっただけにちょっと残念でした。 それはタブーでは? とか、未来は?今までは?と考えずにいれなくなるんですよ... 性格でしょうか。 全体としては好きでした。 話の流れもスムーズで、雰囲気もしっとりしていて浸れます。 イルマーレの佇まいがたまらなく魅力的なのも、作品の好感度を倍増させていますね~ 韓国映画の恋愛ものはやっぱ好きかも。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 監督 イ・ヒョンスン 製作 チャ・スンジェ 脚本 ヨ・ジナ 撮影 ホン・ギョンボ 音楽 キム・ヒョンチョル 出演 イ・ジョンジェ 、チョン・ジヒョン 、チョ・スンヨン ミン・ユンジェ 、キム・ジム 、チェ・ユニョン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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