|
テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:アメリカ映画
ルーヴル美術館での殺人事件を発端に、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号を解き明かし、事件の裏に秘められたキリスト教をめぐる人類史上最大の秘密に迫る、ダン・ブラウンの同名ベストセラーを映画化したミステリー大作。 原作は未読でしたが、映画を観た人からの感想は色々聞いていました。 難しくて分からない部分もある~とのことでちょっと身構えていたのですが、意外にもすんなりと楽しめて安心しました。 ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号とは・・ なんて言われると、それがいくら仮説であっても、興味が湧いて知りたくなってしまいます。 ポスターや本には『モナリザ』が使われていますが、秘密があるのは『最後の晩餐』だったのですね! ルーヴル美術館で館長のソニエールが殺害される。遺体は奇妙なポーズをとり、傍には暗号が残されていた。犯人だと誤認され、司法警察のファーシュ警部(ジャン・レノ)に追われる大学教授のラングドンは、彼を助けた暗号解読官ソフィー・ヌヴーの力を借りて、大きな陰謀と謎に挑んでいくのだった…。 2時間半、サスペンスの勢いが止まらずに展開されるのは巧いと思います。 きっちりちゃんとしてるイメージのロン・ハワードらしい。 たいした中だるみもせず、次々と湧き上がる謎と解決とキリスト教の闇と、どれも無難に楽しむことができました。 『最後の晩餐』にはイエス・キリストの秘密が描かれている――この件は、人が想像して作り上げたことでも、まんざら出鱈目でもないし不思議な説得力さえあります。 単純なのでなんでも信じてしまう方だけど、イエスは神ではなく人間だって思っている以上、信じるのは簡単なのかもしれません。 秘密を守り続けてきた血塗られた歴史。 そのスケールの大きさは、宗教と共にある西洋史をも変えてきたという... 魔女狩りについては、本当に信じかけてしまいました。 というか事実なんじゃないだろうか。 映画がこれだけ楽しいなら、原作はどんなに良いんだろう。 是非読みたいと思える作品でした。 でも読んでからなら、こんなに楽しめなかったろう。 機会があれば買ってみようかな。 トム・ハンクスは流石に巧く、オドレイも大きな秘密と運命を抱えた女性を好演していたと思います。 世間の酷評がちょっと意外。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 監督 ロン・ハワード Ron Howard 製作 ブライアン・グレイザー 、ジョン・コーリー 原作 ダン・ブラウン 『ダ・ヴィンチ・コード』 脚本 アキヴァ・ゴールズマン 撮影 サルヴァトーレ・トチノ 音楽 ハンス・ジマー 出演 トム・ハンクス 、オドレイ・トトゥ 、イアン・マッケラン アルフレッド・モリナ 、ジャン・レノ 、ポール・ベタニー ジャン=ピエール・マリエール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|